mixiユーザー(id:4310558)

2016年10月27日09:40

191 view

マワリミチ 第三部 飛躍編93

マワリミチは小説です。新しくマイミクになった方が本当の日記と

勘違いされることがありますので、予めお断りしておきます。予備校講師という

アウトローな人間の不器用な生き方をほぼ実話に沿って描きました。主人公、

ディスレクシアの元予備校講師川口民雄が元同僚、ADHDの並木義江とともに、

大検予備校を解雇になりました。二部では苦しみながら、なんとか生きる手段を

見つけました。今度はそれをどう発展させるか、考えながら、第三部が始まります。

飛躍編:「本文」佐々木稔が川口に会っている。

川口
「元気、そうだね。同窓会をやりたいんだって」

佐々木
「協力してくれますよね」

川口
「森井さんにも頼まれているし。本当は余り気が進まないだけど。最後だって、言うからさ。出るよ」

佐々木
「ありがとう。なにしろ、一番、川口先生が出てくれないと、半分同窓会の意味がなくなるからさ」

川口
「今一番心配をかけているのは俺か。恥ずかしいよ」

佐々木
「迷っているのは先生ばかりではないから、安心しなよ」

川口
「みんなに偉そうなことを言ったのに、自分が失敗したんじゃ、洒落にもならないよ。だから落ち込んでいんるんだ」

佐々木
「だから、みんなで励ましたいんだ。堂々として欲しんだ」

川口
「佐々木君、大人になったな」

佐々木
「先生のおかげさ」







1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年10月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     

最近の日記

もっと見る