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2016年10月26日20:09

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ボランティアの旅 2016.10.22-23

3回目の岩手岩泉でのお手伝い。

3週間ぶりの街、安家地区へ。
見渡す山の木々は色づき、花の季節とはまた違う美しに魅入り。
また、朝晩の冷え込みは厳しい季節が遠からずこの街へやってくることを感じます。

今回は岩泉中心部にある施設をお借りしての1泊を含め1.5日の工程。

1日目の現場は街の診療所。
床板を剥がして床下に堆積した泥を出す屋内の作業と、建屋の周りに堆積した泥をやはり出す屋外の作業。
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2日目は帰京のために午前中のみですが、牧場を営むお宅からの家財道具の搬出と牛舎に堆積した泥の掻き出しです。
NHKの取材クルーも現場へ来ていましたが、どういう伝え方をしてくれるでしょうか。

2日とも依頼内容に応える作業はできたと思いますが、それは生活再建に向けた段階のほんの1工程に過ぎません。
雪が降ると満足に作業もできず、道路の凍結などで街へ行くこと自体が難しくなるかもしれません。
それまでに、ボランティアの手ができることは可能な限り完了とさせたいです。
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***

宿泊で利用させていただいた施設は参加しているチームのメンバーの伝手によるもの。
現地の方のご厚意で作業に必要な道具類も置かせていただき、最大限のパフォーマンスを発揮することにも繋がっていると思います。

宿泊した夜はその現地の方に招かれて、お知り合いの方を含めた宴。
新米のおにぎりにモツ鍋が体に染みます。
岩手のお酒も体に染みます。

お知り合いの方からは被災者の立場になった視点を聞くことができました。
発災直後の自衛隊による復旧作業にはとても助けられ、ボランティアにも感謝している、自分も街の人たちに呼びかけて動きたいと。
僕は自宅での生活ができない程に被災したことはありませんが、そうなったら途方に暮れるばかりでしょう。

発災から間もなく3カ月目に。
岩泉には社会福祉協議会が把握しているだけで100件強のニーズが残っていて、私設のボランティアセンターのみが入っている地区を含めると、途方に暮れている人がどれだけいらっしゃるでしょう。

発災前に戻すことは叶いませんが、家財道具の搬出や泥の掻き出しという生活再建に向けたお手伝いを通して、背中をそっと支えるようなことに繋がればと思います。
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