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2016年10月23日02:11
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１０月２３日の日記
今日の出来事：１６００年−関ヶ原の戦い：上山城の戦い、１８６２年−幕末天誅事件：猿の文吉暗殺、１８６８年−明治天皇の代始のため、元号が「慶応」から「明治」に改元、「一世一元の詔」、１８６８年−会津戊辰戦争：飯寺の戦い、１８６８年−秋田戊辰戦争：雄物川渡河作戦、１８７３年−明治六年政変、１９４４年−レイテ沖海戦が始まる、２００５年−ディープインパクトが菊花賞を勝ち、ナリタブライアン以来１１年ぶり、日本競馬史上６頭目の三冠馬となる、無敗で中央競馬クラシック三冠を制したのはシンボリルドルフ以来２１年ぶり史上２頭目、２０１１年−オルフェーヴルが菊花賞を勝ち、ディープインパクト以来６年ぶり、日本競馬史上７頭目の三冠馬となる
今日は、関ヶ原の戦い：上山城の戦いです。直江兼続が率いる上杉軍は畑谷城を落城させましたが、この直江軍とは別に掛入石仲中山口を進軍してきた篠井康信、横田旨俊ら４０００人が上山城攻めに取りかかりました。守将は最上氏の家臣・里見民部で城兵はわずか５００ほどでした。しかし、里見民部は善戦しました。城に籠もっていてもしかた無いと、城門を開けて打って出ました。上杉軍は一気に城兵を殲滅するため、反撃に出ました。城門付近で激戦が繰り広げられましたが、上杉軍の背後から、最上軍が襲いかかりました。里見民部は少ない兵を分散し、最上義光が与力として増派した草刈志摩に別動隊を率いさせ、城の外に出して待ち伏せさせていたのでした。背後を襲われた上杉軍はたちまち大混乱に陥り、最上勢はこの隙に上杉勢を激しく攻めました。上杉軍は木村親盛が坂弥兵衛に討ち取られた他、椎名弥七郎ら将兵の多くが討たれました。一方、最上勢も広河原で追撃中の草刈志摩が鉄砲に撃たれて討ち死にしました。里見民部は上杉軍４００人余りの首を最上義光に送りました。この上山城攻めの苦戦で掛入石仲中山口からの上杉軍は、この後の「長谷堂城の戦い」で直江兼続の本隊と合流する事が出来ませんでした。一方、庄内飽海方面では最上軍の支援を受けて朝日山城に復帰した池田盛周、子・盛邦及び舎弟・忠内と共に一揆を起こし、酒田東禅寺城主・志駄義秀と対峙しました。しかし、上杉軍の前に一揆勢は敗退し、志駄義秀は最上領・寒河江付近まで軍を進めました。
次に、幕末天誅事件：猿の文吉暗殺です。「猿（ましら）の文吉」こと「目明し文吉」は、「安政の大獄」で島田左近の手先として多くの志士を摘発した岡っ引で、志士たちから深い恨みを買っていました。そのため、当時京都で流行していた「天誅」の標的にされました。参加を希望する者が相次いだため、籤引きによる人選をしました。選ばれたのは、土佐の岡田以蔵、清岡治之介、阿部多司馬の３人でした。３人は文吉を三条河原へ連行の上、「斬るのは刀の穢れになる」として細紐で絞殺し、裸にして河原の杭に縛り付け、竹の棒を肛門から体内を貫通させて頭まで通され、更に性器に釘を打たれて晒されました。文吉はかつて御所の女官を犯して罰されていたため、ここまで壮絶な刑を受けたとみられます。また、文吉は島田左近の高利貸しの手伝いもしていた事から民衆にも嫌われており、遺体に投石する者もいました。このように嫌われていたため、生前は「猿(ましら)」と呼ばれました。この時、高札に「いぬ」と書かれたため、ここから権力者の手先を指す蔑称「○○の犬」という慣用が生まれました。
その次に、元号が「慶応」から「明治」に改元、「一世一元の詔」です。元号が「慶応」から「明治」に改元されました。「易経」の「聖人南面而聴天下、嚮明而治」（聖人南面して天下を聴き、明に嚮（むか）ひて治む）というこの言葉は、過去の改元の際に江戸時代だけで８回、計１０回候補として勘案されていましたが、通算１１度目にして採用されました。前越前藩主・松平慶永らが勘案した文面を「籤」としたものから、宮中賢所で天皇が自ら抽選したものです。明治天皇が即位し、新政府は天皇を中心とした新しい国家体制を築く事を目指して「江戸」を「東京」と改め、ここを日本の新しい政治の中心に据えました「東京奠都」。この明治天皇の治世が「明治時代」と呼ばれています。明治政府の樹立に大きな役割を果たした薩摩・長州・土佐・佐賀（薩長土肥）四藩は、新政府でも強大な権力を握りました。なお、幕末に薩長と共に尊王攘夷運動を主導してきた水戸藩は「天狗党」と「諸生党」の藩内抗争で人材が失われ、明治新政府ではめぼしい人材は皆無となりました。尊皇思想に基づき、天皇は親政を行って人民を直接統治するとしました。しかし、明治天皇はこの時１５歳であり、大日本帝国憲法（明治憲法）が施行されるまでは、天皇以外に薩摩藩や長州藩の出身者が政治の実権を握っていました。明治改元の時には、明朝中国を模倣して「一世一元の制」を定め、天皇の名を元号として、それまでの「陰陽五行思想的改元」を廃止しました。しかし、まだ「戊辰戦争」は各地で続いています。
その次の次に、会津戊辰戦争：飯寺の戦いです。薩摩藩・中村半次郎が率いる新政府軍の日光口支軍が会津若松に到着、鶴ヶ城の西南西・飯寺に布陣しました。「住吉川原の戦い」で新政府軍を破った会津藩家老・佐川官兵衛は、飯寺を奪還して補給線を確保するため、新政府軍に攻撃を敢行する事になりました。ここで長岡城が落城後、越後と南会津を結ぶ天嶮・八十里越を通って会津へ来た長岡藩兵と合流しました。途中で、長岡藩総督・河井継之助が亡くなり、大隊長の山本帯刀が殿軍を務めて若松へ到着しました。この山本帯刀が率いる長岡藩兵は、会津藩を支援するため新政府軍の背後に回り込み、南方面から攻める会津藩兵と共同して新政府軍を挟撃するという作戦でした。会津軍は飯寺に布陣する薩摩・館林・黒羽などの諸藩で構成される新政府軍に攻撃をかけました。しかし、雨と霧という悪天候に加えて新政府軍に駆けつける援軍のために、会津軍は退却を余儀なくされました。会津軍の敗退により、長岡軍は敵中に取り残される事になってしまいました。山本帯刀が率いる長岡軍は、宇都宮藩兵の守る陣地に攻撃を開始しました。そこへ黒羽藩兵が援軍に現れました。長岡軍は、これを味方の水戸藩「諸生党」と間違えてしまいました。事前に長岡軍と「諸生党」との間で約束があり、援軍に駆けつけたものと勘違いしたのでした。こうして長岡軍は完全包囲され、壊滅してしました。この時、山本帯刀、渡辺豹吉以下４４名が宇都宮藩兵に捕縛されました。薩摩藩・中村半次郎は、山本帯刀に「詫びて恭順すれば命だけは助ける」と言いましたが、「藩主われに戦いを命ぜしも、未だ降伏を命ぜず」と拒否しました。翌日、山本帯刀、渡辺豹吉ら長岡藩士は全員、阿賀野川の河原で斬首されました。こうして、「北越戦争」を戦い抜いた長岡軍は、会津で全滅する事となりました。
そのまた次に、秋田戊辰戦争：雄物川渡河作戦です。山道口の庄内藩二番大隊は大曲に転陣し、「角館の戦い」に出かけた一番大隊の留守を預かりました。角館の攻略に失敗した一番大隊が大曲に帰還すると軍議を開き、作戦を練り直しました。今度は、二番大隊が中心になり、海道口の四番大隊と協力して、雄物川流域の福部羅付近を強行渡河する作戦になりました。四番大隊は久保田城を目指して北上し、二番大隊は神宮寺の新政府軍本営を攻撃し、一番大隊は大曲で神宮寺、角館の新政府軍をひきつけるという作戦でした。酒井吉之丞が率いる二番大隊は大曲を出発して、大平山の新政府軍に気づかれないように行軍し、夕方に円行寺の集落に到着しました。早朝に二番大隊が円行寺を出発しました。午前８時に四番大隊が先に渡河して、川の向こう側で久保田藩との戦闘を開始しました。福部羅付近では、梅津千代吉、戸村大学、志田内蔵助の三隊が守備していましたが、火縄銃しか装備していない久保田軍は、油断していたせいもあり大敗北して、上淀川方面に潰走しました。梅津千代吉隊長以下３７名が戦死、９名が負傷しました。四番大隊の伝令を受けて二番大隊は、太鼓、喇叭を鳴らして進撃し、午後２時過ぎに木爪沢より渡河しました。大部隊の渡河で予想外に手間取った二番隊の本営が渡河した時には、久保田藩兵の姿はありませんでした。新政府軍は最後の防衛線である雄物川を突破されたという大失態であり、庄内藩二番大隊は念願の雄物川を渡河して、刈和野方面に進撃する事になります。
そのまた次の次に、明治六年政変です。明治六年政変は、「征韓論」に端を発した明治の一大政変です。当時の政府首脳である参議の半数と軍人、官僚約６００人が職を辞しました。事の発端は、西郷隆盛の朝鮮使節派遣問題でした。「王政復古」して「開国」した日本は、李氏朝鮮に対してその旨を伝える使節を幾度か派遣しました。当時の朝鮮では興宣大院君が政権を掌握して、儒教の復興と攘夷を国是にする政策を採り始めたため、これを理由に日本との関係を断絶するべきとの意見が出されるようになりました。更に日本大使館を利用して、征韓を政府に決行させようとしていました。これを根拠に西郷隆盛は、交渉よりも武力行使を前提にしようとしました。この西郷の使節派遣に賛同したのが板垣退助、後藤象二郎、江藤新平、副島種臣、桐野利秋、大隈重信、大木喬任らで、反対したのが大久保利通、岩倉具視、木戸孝允、伊藤博文、黒田清隆らでした。「岩倉使節団」派遣中に留守政府は重大な改革を行わないという盟約に反し、国内が急激な改革で混乱した事が大久保利通らの態度を硬化させました。大久保利通ら「岩倉使節団」の外遊組帰国以前に、一度は閣議で西郷隆盛を朝鮮へ全権大使として派遣する事が決まりましたが、この案を上奏された明治天皇は「外遊組帰国まで国家に関わる重要案件は決定しない」という取り決めを基に岩倉具視が帰国するまで待ち、岩倉と熟議した上で再度上奏するようにと却下しました。大久保利通は、西郷隆盛が朝鮮に行った場合は必ず殺される、そうなった場合は朝鮮と開戦してしまう、当時の日本には朝鮮や清、ロシアと戦争を遂行するだけの国力がないという判断、外遊組との約束を無視して危険な外交に手を染めようとしている残留組に対する反発、朝鮮半島問題よりも先に片付けるべき外交案件が存在するという日本の国際的立場（清との琉球帰属問題、ロシアとの樺太・千島列島の領有権問題、イギリスとの小笠原諸島領有権問題、不平等条約改正）などから猛烈に反対、費用の問題なども絡めて征韓の不利を説いて延期を訴えました。１０月１４日〜１５日に開かれた閣議に、太政大臣・三条実美、右大臣・岩倉具視、以下参議の西郷隆盛、板垣退助、江藤新平、後藤象二郎、副島種臣、大久保利通、大隈重信、大木喬任が出席しました。この時、大隈重信・大木喬任が反対派に回り、採決は同数になりました。しかし、この意見が通らないなら辞任すると言う西郷隆盛に、議長の三条実美が即時派遣を決定しました。これに対して、大久保利通、木戸孝允、大隈重信、大木喬任が辞表を提出し、岩倉具視も辞意を伝えました。後は明治天皇に上奏して勅裁を仰ぐのみでしたが、この事態に反対派であった三条実美が１７日に過度のストレスで倒れ、意識不明に陥りました。２０日には岩倉具視が太政官職制に基づいて、太政大臣代理に就任しました。２２日、西郷隆盛・板垣退助・副島種臣・江藤新平が岩倉邸を訪れて派遣決定の上奏を要求しましたが、岩倉具視は「三条太政大臣による派遣決定は上奏するが、太政大臣代理である私の意見も上奏する」と主張しました。そして２３日、岩倉具視は派遣決定と派遣延期の両論を上奏しました。明治天皇は岩倉具視の意見を採用し、西郷隆盛の派遣は無期延期の幻となりました。大久保利通は事前に宮内卿・徳大寺実則に対し、西郷隆盛らが明治天皇に直訴しても会わせないように根回しを行っていました。そして、西郷隆盛は当日、板垣退助、後藤象二郎、江藤新平、副島種臣は翌２４日に辞表を提出し、２５日に受理されました。こうして、賛成派の参議５人は下野しました。また、桐野利秋ら西郷隆盛に近い「征韓論」を支持する官僚・軍人が辞職しました。更に下野した参議が近衛都督の引継ぎを行わないまま帰郷した法令違反を咎めず、逆に西郷隆盛に対してのみ政府への復帰を働きかけている事に憤慨して、板垣退助・後藤象二郎に近い官僚・軍人も辞職しました。この後、江藤新平によって失脚に追い込まれていた山県有朋と井上馨が、公職に復帰を果たします。この政変が「士族反乱」や「自由民権運動」の発端となりました。
さらに次に、レイテ沖海戦の始まりです。レイテ沖海戦は、フィリピン周辺海域で日本海軍とアメリカ海軍で行われた海戦の総称です。日本側とアメリカ側の主攻目標が共にレイテ島（レイテ湾）であった事から、この名が付けられました。連合軍の作戦名は「キングII作戦」でレイテ島奪還が目的でした。日本側の作戦名は「捷一号作戦」でアメリカ軍の進攻阻止が目的でした。「シブヤン海海戦」、「スリガオ海峡海戦」、「エンガノ岬沖海戦」、「サマール沖海戦」の４つの海戦からなります。１９４４年１０月２３日１時１６分、パラワン水道を航行中の栗田健男中将指揮の日本軍第一遊撃部隊（戦艦７隻基幹、通称栗田艦隊）を、第７艦隊所属の潜水艦「ダーター」と「デイス」がレーダーで発見しました。両艦はちょうど会合中でした。２隻はこれを報告すると共に艦隊に接近しました。６時３２分、「ダーター」は栗田艦隊旗艦の重巡洋艦「愛宕」に対して艦首発射管から魚雷６本を発射、それから急旋回して重巡洋艦「高雄」に対して艦尾発射管から魚雷４本を発射しました。「愛宕」には魚雷４本が命中し、６時５３分に沈没しました。機関長の堂免敬造中佐以下、３６０名が戦死しました。栗田中将、小柳参謀長、荒木艦長以下の生存者は、駆逐艦「岸波」が５２９名、「朝霜」が１７１名を救助しました。「愛宕」の被雷１分後、「高雄」に魚雷２本が命中しました。「高雄」は大破、漂流しました。６時５７分、今度は重巡洋艦「摩耶」に潜水艦「デイス」の放った魚雷４本が命中しました。「摩耶」は７時８分に沈没しました。艦長・大江覧治以下、３３６名が戦死、この中に東郷平八郎元帥の孫、東郷良一少尉も含まれていました。副長以下７６９名（士官４７名、下士官兵７２２名）が駆逐艦「秋霜」に救助され、１５時４５分に大和型戦艦「武蔵」に移乗しました。栗田中将は旗艦を予備の旗艦に指定してあった戦艦「大和」に移し、レイテ湾に向かって進撃を続けました。「大和」の戦闘艦橋には、右側に栗田健男を中心とする艦隊司令部が、左側に宇垣纏の第一戦隊司令部が陣取りました。２１時４０分、「高雄」は応急修理の結果、自力航行可能となり、駆逐艦「朝霜」、「長波」、水雷艇「鵯」に護衛されてブルネイに向け避退を始めました。
さらに次の次に、ディープインパクトが菊花賞を勝ち、日本競馬史上６頭目の三冠馬となるです。ディープインパクトは、２００４年１２月１９日に阪神競馬の「２歳新馬戦」で武豊を主戦騎手に据えてデビュー、武豊は引退まで手綱を握る事となります。２戦目は、京都競馬場で行われた「若駒Ｓ」でした。最後方から１０馬身の差を直線で一気に突き抜けると、５馬身差で勝利しました。これにより、ディープインパクトの名が一気に全国区となりました。この時点で三冠の声が上がりました。次走は「弥生賞（Ｇ�供法廚暴仭�し、ハイセイコーを超える当競走史上最高の単勝支持率７１．５％を記録しました。このレースでは鞭を一回も振るわずに勝利しました。「皐月賞」は、単勝支持率が６３．０％と１９５１年のトキノミノルの７３．３％に次ぐ史上２位となりました。他の馬から４馬身離れた最後方からの競馬になり、向こう正面でローゼンクロイツと接触しました。それでも、４コーナーで武豊がレースで初めて鞭を入れると、シックスセンスに２馬身半の差をつけて勝利しました。レース後の記念撮影で武豊は指を１本立てて一冠を宣言しました。これはシンボリルドルフの主戦騎手・岡部幸雄が行ったパフォーマンスと同じ事実上の三冠宣言でした。迎えた「東京優駿」は、１４万１４３人もの観衆が押し寄せ、単勝支持率７３．４％（オッズは１．１倍）とハイセイコーの持っていた単勝支持率最高記録を更新しました。「皐月賞」同様に出遅れて後方につけましたが、直線でインティライミに残り２００メートルで並んでから突き放すと、５馬身の差をつけて２分２３秒３のレースレコードタイで優勝しました。１９９２年のミホノブルボン以来となる史上６頭目の無敗の二冠を達成しました。武豊は指を２本立てて二冠を宣言しました。秋の「神戸新聞杯（Ｇ�供法廚蓮∈埜緤�から２番手で進み、直線で先頭に立つと楽に２馬身半の差をつける完勝、勝ちタイム１分５８秒４はトウショウボーイが持つ従来の記録を塗り替えるレースレコードでした。２００５年１０月２３日の「菊花賞」は、入場動員レコードとなる１３万６７０１人の観客が押し寄せ、単勝支持率は７９．０３％、オッズ１．０倍（元返し）となりました。この単勝支持率は、「菊花賞」としては１９６３年のメイズイの８３．２％に次ぐ史上２位でした。スタート後の最初の３コーナーから掛かり、武豊は馬群の内側に入れて前に行くのを防ぎました。直線では先に抜け出していたアドマイヤジャパンを差し切って、２馬身差をつけて優勝しました。武豊が指を３本立てて三冠を宣言しました。
最後に、オルフェーヴルが菊花賞を勝ち、日本競馬史上７頭目の三冠馬となるです。オルフェーヴルは、新潟競馬場の新馬戦でデビュー、兄・ドリームジャーニーと同じく主戦騎手は池添謙一で初勝利しました。２戦目の「芙蓉Ｓ」は２着に惜敗、３戦目の「京王杯２歳Ｓ（Ｇ�供法廚任錬隠庵綢臟圈△海里燭疂�牧へ出されました。２０１１年の初戦「シンザン記念（Ｇ�掘法廚任錬加紂◆屬�さらぎ賞（Ｇ�掘法廚任錬鈎紊任靴拭�「スプリングＳ（Ｇ�供法廚任蓮▲戰襯轡礇供璽覦焚爾魄豕い忘垢契擇辰峠転渊蘋�覇を飾りました。「皐月賞」では１番人気のサダムパテックを３馬身引き離して圧勝し、一冠を獲得しました。「東京優駿」は１番人気に支持され、ウインバリアシオンの追撃を振り切って１馬身４分の３差で優勝し、ニ冠を獲得しました。新潟デビュー馬が「東京優駿」を制したのは１９８４年のシンボリルドルフ以来、２７年ぶり２頭目となりました。秋は「神戸聞杯（Ｇ�供法廚鮴�し、兄弟制覇となりました。「菊花賞」では６万８０００人の大観衆が駆け付け、単勝支持率５８．２８％、単勝オッズ１．４倍の圧倒的１番人気に支持され、ウインバリアシオンの追撃を２馬身半差退けて勝利しました。この勝利により、２００５年のディープインパクト以来６年ぶり史上７頭目の「クラシック三冠馬」に輝きました。父、母および母の父のすべてが内国産馬の三冠馬は史上初でした。また、池添謙一は最年少三冠ジョッキー、池江は史上初めて親子で三冠トレーナーとなりました。有馬記念のファン投票は、引退を発表したブエナビスタに次ぐ２位でしたが、単勝２．２倍の１番人気に支持されました。この競走の出走メンバーは、「ドバイＷＣ」を制したヴィクトワールピサを含めＧ�鞠錬稿�、計１９冠という豪華メンバーでした。最後の直線でトーセンジョーダンらを交わして外から抜け出すと、エイシンフラッシュやトゥザグローリーらの追撃を４分の３馬身差で封じて勝利し、史上初の兄弟制覇となりました。また、同一年の「クラシック三冠」と「有馬記念」を制覇したのは、ナリタブライアン以来１７年ぶり３頭目となりました。２０１１年の「年度代表馬」、「最優秀３歳牡馬」に選出されました。２０１２年は、阪神大賞典２着、天皇賞（春）１１着の後、「宝塚記念」ではルーラーシップ以下を２馬身差抑えて１着となり、史上初の兄弟制覇となりました。フランス遠征で「フォワ賞（Ｇ�供法廚鮠，繊◆岾�旋門賞」ではソレミアにゴール直前で差され、２着に終わりました。帰国後は、ジャパンカップで「牝馬三冠」のジェンティルドンナと２８年ぶり２例目の三冠馬同士の対決となり、残り２００メートルでジェンティルドンナと激突し、その衝撃でオルフェーヴルはバランスを崩すと同時に失速、そこからジェンティルドンナと叩き合うもハナ差の２着で入線しました。この年の「最優秀４歳以上牡馬」に選出されました。２０１３年は、大阪杯（Ｇ�供砲鮠，繊∈討咼侫薀鵐恒鸚�で「フォワ賞（Ｇ�供法廚鮠，繊◆岾�旋門賞」では「ダービー」、「ニエル賞」を勝ったキズナの他、「イギリスダービー馬」のルーラーオブザワールド、「フランスダービー馬」のアンテロ、「フランスオークス」と「ヴェルメイユ賞」を連勝したトレヴ、「パリ大賞」に勝ったフリントシャー、「イギリスセントレジャー」の勝ち馬リーディングライトなどが出走し、トレヴに５馬身差をつけられて２年連続の２着に敗れました。現役最後のレース「有馬記念」のファン投票で１位に選出され、最後の雄姿を見るために１２万４７８２人が詰めかけ、単勝１．６倍の１番人気に支持されました。４コーナーで先頭に立ち、最後の直線では軽く流しながら後続を突き放し、ウインバリアシオンに８馬身差をつける圧勝でした。前年に続き「最優秀４歳以上牡馬」に選出されました。獲得賞金は日本円に換算すると１５億７６２１万３０００円で、テイエムオペラオーに次ぐ２位となりました。
今日の誕生日：曲直瀬道三、鈴木瑞穂、ジャニー喜多川（初代ジャニーズ）、渡辺美佐子、芹澤博文、ペレ、マイケル・クライトン、大野真澄（元ガロ）、坂口良子、渡辺真知子、小柳”ｃｈｅｒｒｙ”昌法（元ＬＩＮＤＢＥＲＧ）、矢部浩之（ナインティナイン）、はしのえみ、松井稼頭央、小原正子（クワバタオハラ）、希良梨、磯山さやか、浦野一美（元ＡＫＢ４８、元ＳＤＮ４８、元渡り廊下走り隊７）、沢井美優、渡辺直美、ｃｈａｙ、眞子内親王（秋篠宮家）
今日の記念日：霜降、電信電話記念日、津軽弁の日、じゃがりこの日
今日の「今日訓」：本日は、二十四節気の一つ「霜降」です。「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」で、露が冷気によって霜となって降り始めるころです。楓や蔦が紅葉し始めるころで、この日から「立冬」までの間に吹く寒い北風を「木枯らし」と呼びます。１８６９年１０月２３日に東京−横浜間で、日本最初の公衆電信線の架線工事が始まったことで「電信電話記念日」、津軽弁による方言詩を確立した詩人・高木恭造の１９８７年の命日で「津軽弁の日」、１９９５年に「じゃがりこ」が発売された事で「じゃがりこの日」となりました。
今日は、関ヶ原の戦い：上山城の戦いです。直江兼続が率いる上杉軍は畑谷城を落城させましたが、この直江軍とは別に掛入石仲中山口を進軍してきた篠井康信、横田旨俊ら４０００人が上山城攻めに取りかかりました。守将は最上氏の家臣・里見民部で城兵はわずか５００ほどでした。しかし、里見民部は善戦しました。城に籠もっていてもしかた無いと、城門を開けて打って出ました。上杉軍は一気に城兵を殲滅するため、反撃に出ました。城門付近で激戦が繰り広げられましたが、上杉軍の背後から、最上軍が襲いかかりました。里見民部は少ない兵を分散し、最上義光が与力として増派した草刈志摩に別動隊を率いさせ、城の外に出して待ち伏せさせていたのでした。背後を襲われた上杉軍はたちまち大混乱に陥り、最上勢はこの隙に上杉勢を激しく攻めました。上杉軍は木村親盛が坂弥兵衛に討ち取られた他、椎名弥七郎ら将兵の多くが討たれました。一方、最上勢も広河原で追撃中の草刈志摩が鉄砲に撃たれて討ち死にしました。里見民部は上杉軍４００人余りの首を最上義光に送りました。この上山城攻めの苦戦で掛入石仲中山口からの上杉軍は、この後の「長谷堂城の戦い」で直江兼続の本隊と合流する事が出来ませんでした。一方、庄内飽海方面では最上軍の支援を受けて朝日山城に復帰した池田盛周、子・盛邦及び舎弟・忠内と共に一揆を起こし、酒田東禅寺城主・志駄義秀と対峙しました。しかし、上杉軍の前に一揆勢は敗退し、志駄義秀は最上領・寒河江付近まで軍を進めました。
次に、幕末天誅事件：猿の文吉暗殺です。「猿（ましら）の文吉」こと「目明し文吉」は、「安政の大獄」で島田左近の手先として多くの志士を摘発した岡っ引で、志士たちから深い恨みを買っていました。そのため、当時京都で流行していた「天誅」の標的にされました。参加を希望する者が相次いだため、籤引きによる人選をしました。選ばれたのは、土佐の岡田以蔵、清岡治之介、阿部多司馬の３人でした。３人は文吉を三条河原へ連行の上、「斬るのは刀の穢れになる」として細紐で絞殺し、裸にして河原の杭に縛り付け、竹の棒を肛門から体内を貫通させて頭まで通され、更に性器に釘を打たれて晒されました。文吉はかつて御所の女官を犯して罰されていたため、ここまで壮絶な刑を受けたとみられます。また、文吉は島田左近の高利貸しの手伝いもしていた事から民衆にも嫌われており、遺体に投石する者もいました。このように嫌われていたため、生前は「猿(ましら)」と呼ばれました。この時、高札に「いぬ」と書かれたため、ここから権力者の手先を指す蔑称「○○の犬」という慣用が生まれました。
その次に、元号が「慶応」から「明治」に改元、「一世一元の詔」です。元号が「慶応」から「明治」に改元されました。「易経」の「聖人南面而聴天下、嚮明而治」（聖人南面して天下を聴き、明に嚮（むか）ひて治む）というこの言葉は、過去の改元の際に江戸時代だけで８回、計１０回候補として勘案されていましたが、通算１１度目にして採用されました。前越前藩主・松平慶永らが勘案した文面を「籤」としたものから、宮中賢所で天皇が自ら抽選したものです。明治天皇が即位し、新政府は天皇を中心とした新しい国家体制を築く事を目指して「江戸」を「東京」と改め、ここを日本の新しい政治の中心に据えました「東京奠都」。この明治天皇の治世が「明治時代」と呼ばれています。明治政府の樹立に大きな役割を果たした薩摩・長州・土佐・佐賀（薩長土肥）四藩は、新政府でも強大な権力を握りました。なお、幕末に薩長と共に尊王攘夷運動を主導してきた水戸藩は「天狗党」と「諸生党」の藩内抗争で人材が失われ、明治新政府ではめぼしい人材は皆無となりました。尊皇思想に基づき、天皇は親政を行って人民を直接統治するとしました。しかし、明治天皇はこの時１５歳であり、大日本帝国憲法（明治憲法）が施行されるまでは、天皇以外に薩摩藩や長州藩の出身者が政治の実権を握っていました。明治改元の時には、明朝中国を模倣して「一世一元の制」を定め、天皇の名を元号として、それまでの「陰陽五行思想的改元」を廃止しました。しかし、まだ「戊辰戦争」は各地で続いています。
その次の次に、会津戊辰戦争：飯寺の戦いです。薩摩藩・中村半次郎が率いる新政府軍の日光口支軍が会津若松に到着、鶴ヶ城の西南西・飯寺に布陣しました。「住吉川原の戦い」で新政府軍を破った会津藩家老・佐川官兵衛は、飯寺を奪還して補給線を確保するため、新政府軍に攻撃を敢行する事になりました。ここで長岡城が落城後、越後と南会津を結ぶ天嶮・八十里越を通って会津へ来た長岡藩兵と合流しました。途中で、長岡藩総督・河井継之助が亡くなり、大隊長の山本帯刀が殿軍を務めて若松へ到着しました。この山本帯刀が率いる長岡藩兵は、会津藩を支援するため新政府軍の背後に回り込み、南方面から攻める会津藩兵と共同して新政府軍を挟撃するという作戦でした。会津軍は飯寺に布陣する薩摩・館林・黒羽などの諸藩で構成される新政府軍に攻撃をかけました。しかし、雨と霧という悪天候に加えて新政府軍に駆けつける援軍のために、会津軍は退却を余儀なくされました。会津軍の敗退により、長岡軍は敵中に取り残される事になってしまいました。山本帯刀が率いる長岡軍は、宇都宮藩兵の守る陣地に攻撃を開始しました。そこへ黒羽藩兵が援軍に現れました。長岡軍は、これを味方の水戸藩「諸生党」と間違えてしまいました。事前に長岡軍と「諸生党」との間で約束があり、援軍に駆けつけたものと勘違いしたのでした。こうして長岡軍は完全包囲され、壊滅してしました。この時、山本帯刀、渡辺豹吉以下４４名が宇都宮藩兵に捕縛されました。薩摩藩・中村半次郎は、山本帯刀に「詫びて恭順すれば命だけは助ける」と言いましたが、「藩主われに戦いを命ぜしも、未だ降伏を命ぜず」と拒否しました。翌日、山本帯刀、渡辺豹吉ら長岡藩士は全員、阿賀野川の河原で斬首されました。こうして、「北越戦争」を戦い抜いた長岡軍は、会津で全滅する事となりました。
そのまた次に、秋田戊辰戦争：雄物川渡河作戦です。山道口の庄内藩二番大隊は大曲に転陣し、「角館の戦い」に出かけた一番大隊の留守を預かりました。角館の攻略に失敗した一番大隊が大曲に帰還すると軍議を開き、作戦を練り直しました。今度は、二番大隊が中心になり、海道口の四番大隊と協力して、雄物川流域の福部羅付近を強行渡河する作戦になりました。四番大隊は久保田城を目指して北上し、二番大隊は神宮寺の新政府軍本営を攻撃し、一番大隊は大曲で神宮寺、角館の新政府軍をひきつけるという作戦でした。酒井吉之丞が率いる二番大隊は大曲を出発して、大平山の新政府軍に気づかれないように行軍し、夕方に円行寺の集落に到着しました。早朝に二番大隊が円行寺を出発しました。午前８時に四番大隊が先に渡河して、川の向こう側で久保田藩との戦闘を開始しました。福部羅付近では、梅津千代吉、戸村大学、志田内蔵助の三隊が守備していましたが、火縄銃しか装備していない久保田軍は、油断していたせいもあり大敗北して、上淀川方面に潰走しました。梅津千代吉隊長以下３７名が戦死、９名が負傷しました。四番大隊の伝令を受けて二番大隊は、太鼓、喇叭を鳴らして進撃し、午後２時過ぎに木爪沢より渡河しました。大部隊の渡河で予想外に手間取った二番隊の本営が渡河した時には、久保田藩兵の姿はありませんでした。新政府軍は最後の防衛線である雄物川を突破されたという大失態であり、庄内藩二番大隊は念願の雄物川を渡河して、刈和野方面に進撃する事になります。
そのまた次の次に、明治六年政変です。明治六年政変は、「征韓論」に端を発した明治の一大政変です。当時の政府首脳である参議の半数と軍人、官僚約６００人が職を辞しました。事の発端は、西郷隆盛の朝鮮使節派遣問題でした。「王政復古」して「開国」した日本は、李氏朝鮮に対してその旨を伝える使節を幾度か派遣しました。当時の朝鮮では興宣大院君が政権を掌握して、儒教の復興と攘夷を国是にする政策を採り始めたため、これを理由に日本との関係を断絶するべきとの意見が出されるようになりました。更に日本大使館を利用して、征韓を政府に決行させようとしていました。これを根拠に西郷隆盛は、交渉よりも武力行使を前提にしようとしました。この西郷の使節派遣に賛同したのが板垣退助、後藤象二郎、江藤新平、副島種臣、桐野利秋、大隈重信、大木喬任らで、反対したのが大久保利通、岩倉具視、木戸孝允、伊藤博文、黒田清隆らでした。「岩倉使節団」派遣中に留守政府は重大な改革を行わないという盟約に反し、国内が急激な改革で混乱した事が大久保利通らの態度を硬化させました。大久保利通ら「岩倉使節団」の外遊組帰国以前に、一度は閣議で西郷隆盛を朝鮮へ全権大使として派遣する事が決まりましたが、この案を上奏された明治天皇は「外遊組帰国まで国家に関わる重要案件は決定しない」という取り決めを基に岩倉具視が帰国するまで待ち、岩倉と熟議した上で再度上奏するようにと却下しました。大久保利通は、西郷隆盛が朝鮮に行った場合は必ず殺される、そうなった場合は朝鮮と開戦してしまう、当時の日本には朝鮮や清、ロシアと戦争を遂行するだけの国力がないという判断、外遊組との約束を無視して危険な外交に手を染めようとしている残留組に対する反発、朝鮮半島問題よりも先に片付けるべき外交案件が存在するという日本の国際的立場（清との琉球帰属問題、ロシアとの樺太・千島列島の領有権問題、イギリスとの小笠原諸島領有権問題、不平等条約改正）などから猛烈に反対、費用の問題なども絡めて征韓の不利を説いて延期を訴えました。１０月１４日〜１５日に開かれた閣議に、太政大臣・三条実美、右大臣・岩倉具視、以下参議の西郷隆盛、板垣退助、江藤新平、後藤象二郎、副島種臣、大久保利通、大隈重信、大木喬任が出席しました。この時、大隈重信・大木喬任が反対派に回り、採決は同数になりました。しかし、この意見が通らないなら辞任すると言う西郷隆盛に、議長の三条実美が即時派遣を決定しました。これに対して、大久保利通、木戸孝允、大隈重信、大木喬任が辞表を提出し、岩倉具視も辞意を伝えました。後は明治天皇に上奏して勅裁を仰ぐのみでしたが、この事態に反対派であった三条実美が１７日に過度のストレスで倒れ、意識不明に陥りました。２０日には岩倉具視が太政官職制に基づいて、太政大臣代理に就任しました。２２日、西郷隆盛・板垣退助・副島種臣・江藤新平が岩倉邸を訪れて派遣決定の上奏を要求しましたが、岩倉具視は「三条太政大臣による派遣決定は上奏するが、太政大臣代理である私の意見も上奏する」と主張しました。そして２３日、岩倉具視は派遣決定と派遣延期の両論を上奏しました。明治天皇は岩倉具視の意見を採用し、西郷隆盛の派遣は無期延期の幻となりました。大久保利通は事前に宮内卿・徳大寺実則に対し、西郷隆盛らが明治天皇に直訴しても会わせないように根回しを行っていました。そして、西郷隆盛は当日、板垣退助、後藤象二郎、江藤新平、副島種臣は翌２４日に辞表を提出し、２５日に受理されました。こうして、賛成派の参議５人は下野しました。また、桐野利秋ら西郷隆盛に近い「征韓論」を支持する官僚・軍人が辞職しました。更に下野した参議が近衛都督の引継ぎを行わないまま帰郷した法令違反を咎めず、逆に西郷隆盛に対してのみ政府への復帰を働きかけている事に憤慨して、板垣退助・後藤象二郎に近い官僚・軍人も辞職しました。この後、江藤新平によって失脚に追い込まれていた山県有朋と井上馨が、公職に復帰を果たします。この政変が「士族反乱」や「自由民権運動」の発端となりました。
さらに次に、レイテ沖海戦の始まりです。レイテ沖海戦は、フィリピン周辺海域で日本海軍とアメリカ海軍で行われた海戦の総称です。日本側とアメリカ側の主攻目標が共にレイテ島（レイテ湾）であった事から、この名が付けられました。連合軍の作戦名は「キングII作戦」でレイテ島奪還が目的でした。日本側の作戦名は「捷一号作戦」でアメリカ軍の進攻阻止が目的でした。「シブヤン海海戦」、「スリガオ海峡海戦」、「エンガノ岬沖海戦」、「サマール沖海戦」の４つの海戦からなります。１９４４年１０月２３日１時１６分、パラワン水道を航行中の栗田健男中将指揮の日本軍第一遊撃部隊（戦艦７隻基幹、通称栗田艦隊）を、第７艦隊所属の潜水艦「ダーター」と「デイス」がレーダーで発見しました。両艦はちょうど会合中でした。２隻はこれを報告すると共に艦隊に接近しました。６時３２分、「ダーター」は栗田艦隊旗艦の重巡洋艦「愛宕」に対して艦首発射管から魚雷６本を発射、それから急旋回して重巡洋艦「高雄」に対して艦尾発射管から魚雷４本を発射しました。「愛宕」には魚雷４本が命中し、６時５３分に沈没しました。機関長の堂免敬造中佐以下、３６０名が戦死しました。栗田中将、小柳参謀長、荒木艦長以下の生存者は、駆逐艦「岸波」が５２９名、「朝霜」が１７１名を救助しました。「愛宕」の被雷１分後、「高雄」に魚雷２本が命中しました。「高雄」は大破、漂流しました。６時５７分、今度は重巡洋艦「摩耶」に潜水艦「デイス」の放った魚雷４本が命中しました。「摩耶」は７時８分に沈没しました。艦長・大江覧治以下、３３６名が戦死、この中に東郷平八郎元帥の孫、東郷良一少尉も含まれていました。副長以下７６９名（士官４７名、下士官兵７２２名）が駆逐艦「秋霜」に救助され、１５時４５分に大和型戦艦「武蔵」に移乗しました。栗田中将は旗艦を予備の旗艦に指定してあった戦艦「大和」に移し、レイテ湾に向かって進撃を続けました。「大和」の戦闘艦橋には、右側に栗田健男を中心とする艦隊司令部が、左側に宇垣纏の第一戦隊司令部が陣取りました。２１時４０分、「高雄」は応急修理の結果、自力航行可能となり、駆逐艦「朝霜」、「長波」、水雷艇「鵯」に護衛されてブルネイに向け避退を始めました。
さらに次の次に、ディープインパクトが菊花賞を勝ち、日本競馬史上６頭目の三冠馬となるです。ディープインパクトは、２００４年１２月１９日に阪神競馬の「２歳新馬戦」で武豊を主戦騎手に据えてデビュー、武豊は引退まで手綱を握る事となります。２戦目は、京都競馬場で行われた「若駒Ｓ」でした。最後方から１０馬身の差を直線で一気に突き抜けると、５馬身差で勝利しました。これにより、ディープインパクトの名が一気に全国区となりました。この時点で三冠の声が上がりました。次走は「弥生賞（Ｇ�供法廚暴仭�し、ハイセイコーを超える当競走史上最高の単勝支持率７１．５％を記録しました。このレースでは鞭を一回も振るわずに勝利しました。「皐月賞」は、単勝支持率が６３．０％と１９５１年のトキノミノルの７３．３％に次ぐ史上２位となりました。他の馬から４馬身離れた最後方からの競馬になり、向こう正面でローゼンクロイツと接触しました。それでも、４コーナーで武豊がレースで初めて鞭を入れると、シックスセンスに２馬身半の差をつけて勝利しました。レース後の記念撮影で武豊は指を１本立てて一冠を宣言しました。これはシンボリルドルフの主戦騎手・岡部幸雄が行ったパフォーマンスと同じ事実上の三冠宣言でした。迎えた「東京優駿」は、１４万１４３人もの観衆が押し寄せ、単勝支持率７３．４％（オッズは１．１倍）とハイセイコーの持っていた単勝支持率最高記録を更新しました。「皐月賞」同様に出遅れて後方につけましたが、直線でインティライミに残り２００メートルで並んでから突き放すと、５馬身の差をつけて２分２３秒３のレースレコードタイで優勝しました。１９９２年のミホノブルボン以来となる史上６頭目の無敗の二冠を達成しました。武豊は指を２本立てて二冠を宣言しました。秋の「神戸新聞杯（Ｇ�供法廚蓮∈埜緤�から２番手で進み、直線で先頭に立つと楽に２馬身半の差をつける完勝、勝ちタイム１分５８秒４はトウショウボーイが持つ従来の記録を塗り替えるレースレコードでした。２００５年１０月２３日の「菊花賞」は、入場動員レコードとなる１３万６７０１人の観客が押し寄せ、単勝支持率は７９．０３％、オッズ１．０倍（元返し）となりました。この単勝支持率は、「菊花賞」としては１９６３年のメイズイの８３．２％に次ぐ史上２位でした。スタート後の最初の３コーナーから掛かり、武豊は馬群の内側に入れて前に行くのを防ぎました。直線では先に抜け出していたアドマイヤジャパンを差し切って、２馬身差をつけて優勝しました。武豊が指を３本立てて三冠を宣言しました。
最後に、オルフェーヴルが菊花賞を勝ち、日本競馬史上７頭目の三冠馬となるです。オルフェーヴルは、新潟競馬場の新馬戦でデビュー、兄・ドリームジャーニーと同じく主戦騎手は池添謙一で初勝利しました。２戦目の「芙蓉Ｓ」は２着に惜敗、３戦目の「京王杯２歳Ｓ（Ｇ�供法廚任錬隠庵綢臟圈△海里燭疂�牧へ出されました。２０１１年の初戦「シンザン記念（Ｇ�掘法廚任錬加紂◆屬�さらぎ賞（Ｇ�掘法廚任錬鈎紊任靴拭�「スプリングＳ（Ｇ�供法廚任蓮▲戰襯轡礇供璽覦焚爾魄豕い忘垢契擇辰峠転渊蘋�覇を飾りました。「皐月賞」では１番人気のサダムパテックを３馬身引き離して圧勝し、一冠を獲得しました。「東京優駿」は１番人気に支持され、ウインバリアシオンの追撃を振り切って１馬身４分の３差で優勝し、ニ冠を獲得しました。新潟デビュー馬が「東京優駿」を制したのは１９８４年のシンボリルドルフ以来、２７年ぶり２頭目となりました。秋は「神戸聞杯（Ｇ�供法廚鮴�し、兄弟制覇となりました。「菊花賞」では６万８０００人の大観衆が駆け付け、単勝支持率５８．２８％、単勝オッズ１．４倍の圧倒的１番人気に支持され、ウインバリアシオンの追撃を２馬身半差退けて勝利しました。この勝利により、２００５年のディープインパクト以来６年ぶり史上７頭目の「クラシック三冠馬」に輝きました。父、母および母の父のすべてが内国産馬の三冠馬は史上初でした。また、池添謙一は最年少三冠ジョッキー、池江は史上初めて親子で三冠トレーナーとなりました。有馬記念のファン投票は、引退を発表したブエナビスタに次ぐ２位でしたが、単勝２．２倍の１番人気に支持されました。この競走の出走メンバーは、「ドバイＷＣ」を制したヴィクトワールピサを含めＧ�鞠錬稿�、計１９冠という豪華メンバーでした。最後の直線でトーセンジョーダンらを交わして外から抜け出すと、エイシンフラッシュやトゥザグローリーらの追撃を４分の３馬身差で封じて勝利し、史上初の兄弟制覇となりました。また、同一年の「クラシック三冠」と「有馬記念」を制覇したのは、ナリタブライアン以来１７年ぶり３頭目となりました。２０１１年の「年度代表馬」、「最優秀３歳牡馬」に選出されました。２０１２年は、阪神大賞典２着、天皇賞（春）１１着の後、「宝塚記念」ではルーラーシップ以下を２馬身差抑えて１着となり、史上初の兄弟制覇となりました。フランス遠征で「フォワ賞（Ｇ�供法廚鮠，繊◆岾�旋門賞」ではソレミアにゴール直前で差され、２着に終わりました。帰国後は、ジャパンカップで「牝馬三冠」のジェンティルドンナと２８年ぶり２例目の三冠馬同士の対決となり、残り２００メートルでジェンティルドンナと激突し、その衝撃でオルフェーヴルはバランスを崩すと同時に失速、そこからジェンティルドンナと叩き合うもハナ差の２着で入線しました。この年の「最優秀４歳以上牡馬」に選出されました。２０１３年は、大阪杯（Ｇ�供砲鮠，繊∈討咼侫薀鵐恒鸚�で「フォワ賞（Ｇ�供法廚鮠，繊◆岾�旋門賞」では「ダービー」、「ニエル賞」を勝ったキズナの他、「イギリスダービー馬」のルーラーオブザワールド、「フランスダービー馬」のアンテロ、「フランスオークス」と「ヴェルメイユ賞」を連勝したトレヴ、「パリ大賞」に勝ったフリントシャー、「イギリスセントレジャー」の勝ち馬リーディングライトなどが出走し、トレヴに５馬身差をつけられて２年連続の２着に敗れました。現役最後のレース「有馬記念」のファン投票で１位に選出され、最後の雄姿を見るために１２万４７８２人が詰めかけ、単勝１．６倍の１番人気に支持されました。４コーナーで先頭に立ち、最後の直線では軽く流しながら後続を突き放し、ウインバリアシオンに８馬身差をつける圧勝でした。前年に続き「最優秀４歳以上牡馬」に選出されました。獲得賞金は日本円に換算すると１５億７６２１万３０００円で、テイエムオペラオーに次ぐ２位となりました。
今日の誕生日：曲直瀬道三、鈴木瑞穂、ジャニー喜多川（初代ジャニーズ）、渡辺美佐子、芹澤博文、ペレ、マイケル・クライトン、大野真澄（元ガロ）、坂口良子、渡辺真知子、小柳”ｃｈｅｒｒｙ”昌法（元ＬＩＮＤＢＥＲＧ）、矢部浩之（ナインティナイン）、はしのえみ、松井稼頭央、小原正子（クワバタオハラ）、希良梨、磯山さやか、浦野一美（元ＡＫＢ４８、元ＳＤＮ４８、元渡り廊下走り隊７）、沢井美優、渡辺直美、ｃｈａｙ、眞子内親王（秋篠宮家）
今日の記念日：霜降、電信電話記念日、津軽弁の日、じゃがりこの日
今日の「今日訓」：本日は、二十四節気の一つ「霜降」です。「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」で、露が冷気によって霜となって降り始めるころです。楓や蔦が紅葉し始めるころで、この日から「立冬」までの間に吹く寒い北風を「木枯らし」と呼びます。１８６９年１０月２３日に東京−横浜間で、日本最初の公衆電信線の架線工事が始まったことで「電信電話記念日」、津軽弁による方言詩を確立した詩人・高木恭造の１９８７年の命日で「津軽弁の日」、１９９５年に「じゃがりこ」が発売された事で「じゃがりこの日」となりました。
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