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日本女性の地位や方向性について問題がいろいろあるのは事実だと思う。レイプだって先日慶応でクズ連中が捕まったばかり。しかもSNSで誇って捕まったって状況も一緒で、比べたくなる気持ちもわからんでもない。
それはそれとして、私にはこの記事から日本下げの悪意を感じる。ブラジルの女性問題にかこつけ、無理やり日本を出してきているが、ブラジルの女性問題解決策と日本の女性問題解決策が全くリンクされていないし、そもそも解決策について言及がロクにない。日本社会が抱える闇と、ブラジル社会が抱える闇には共通点がある、というのであれば、議論は同じまな板の上に乗るのだが、この記事を書いた人は、そういう視点で語ってるように見えない。
ワールドカップサッカーが日本で行われたとき、ブラジル女性/ブラジルのサッカーファンは東京の夜を「考えられないほど安全な大都市」と評価してたのを見かけていただけに、そういう社会を維持している日本人男性/女性に対し、ものすごい悪意しか感じ取れない、のだよなぁ。
この記事によれば、慶応でおきたレベルのレイプはブラジルでは「よくあること」と言いたいように見える。実際にブラジルのレイプ被害はヒドイらしいので、ある程度は裏付けがあるだろう。一方で、日本ではレイプ事件はしょっちゅうあるが、それでもブラジルに比べたら日本の治安は相当マシなはず。
何が言いたいのかというと、「日本とブラジルを比べて、何を語ろうとしてるの?」という疑問がある、ということ。日本のヒドイ例、ブラジルのヒドイ例を出して、「だから一緒に評価する」というやり方では印象操作にしかなっておらず、正直いってこの記事から議論開始は無理っぽ。
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