今日の出来事：１７８１年−アメリカ独立戦争：ヨークタウンの戦い、イギリス軍が降伏しアメリカ独立戦争終結、１６００年−関ヶ原の戦い：田辺城の戦い、鳥羽城の戦い、石垣原の戦い、１８６８年−会津戊辰戦争：関山の戦い、２００３年−スティルインラブが「秋華賞」を勝ち、メジロラモーヌ以来１７年ぶり、日本競馬史上２頭目の「牝馬三冠」を達成
今日は、アメリカ独立戦争：ヨークタウンの戦いです。フランス軍のロシャンボー将軍が大陸軍のワシントン将軍と会談し、イギリス軍に対する作戦を練りました。彼らはイギリス軍に占拠されているニューヨークを奪回する作戦を考えていました。ニューヨークのイギリス軍は総司令官ヘンリー・クリントン指揮下の１００００名でした。一方で、バージニアにいたラファイエット将軍から報告がありました。それによると、イギリス軍（コーンウォリス将軍）はヨークタウンで防御的な戦術を取ろうとしている。ヨークタウンはバージニアのヨーク川傍にある。南部戦線を指揮するコーンウォリスはかつて広い範囲を占領していた。だがこの２年間にその戦力を漸減させた。残る兵力は７０００人になっていた。ワシントン将軍は、フランス軍の艦隊がチェサピーク湾に向かっているとの知らせを受けました。西インド諸島にいたフランス軍のド・グラス提督からの知らせでした。グラス提督の２８隻からなるフランス艦隊はバージニアに向かいました。ワシントンは軍を南下させ、その途中、ド・グラスの艦隊がチェサピーク湾に到着しました。ド・グラスはそこでイギリス海軍のトーマス・グレイブス提督が率いる艦隊と「チェサピーク湾の海戦」を行って勝利し、湾の制海権を確保しました。１８世紀、１９世紀の２００年を通じてイギリス艦隊が負けたのはこの海戦のみです。ワシントンとロシャンボーはヨークタウンに到着し、ラファイエットの部隊とグラスの３０００名と合流しました。結局、コーンウォリスと対峙したのは１７０００名となりました。２対１の戦力差でした。ヨークタウンは攻囲され銃火に曝されました。 コーンウォリスはその窮状を、ニューヨークのクリントンに知らせました。仏米連合軍はイギリス軍の鼻先わずか４００ヤードから２回目の攻撃を開始しました。連合軍はイギリス軍の堡塁２つを占領し、前線をイギリス軍の目前まで進めました。連合軍が包囲の輪を狭めてくる一方で、コーンウォリスはニューヨークからの救援隊の到着が遅れていることがわかりました。イギリス軍はフランス軍の砲兵隊に攻撃を挑みましたが失敗しました。前線が近づいたため、連合軍の砲火はイギリス軍の陣地の中にも直接降り注いでいました。その夜、ヨーク川を渡ってグロウスターに脱走が試みられましたが、ひどい嵐のために失敗しました。コーンウォリスの軍は食料も弾薬も底を突きかけており、遂に降伏を申し出ました。約７０００名のイギリス軍が捕虜となりました。なお、救援部隊を載せた英艦隊が到着したのはその５日後でした。そして、降伏の調印式が行われました。捕虜となったイギリス兵は大陸にいた兵士の約４分の１でした。イギリス軍はまだニューヨークやチャールストンのようなキーとなる港を占領していたので、その時点ではヨークタウンが戦争のクライマックスであるとは認識されていませんでした。ヨークタウンの降伏後も散発的な戦闘は続いていました。ワシントンはまだしばらくは戦争が続くものと信じていました。しかし、イギリスの首相フレデリック・ノースはヨークタウンの降伏の報せを聞いて辞任しました。彼の後を受けたロッキンガム首相は戦争を続ける事は得策ではないとして、和平の交渉に入る事を決めました。「パリ講和条約」でイギリスはアメリカの独立を承認し、イギリス軍の大陸からの撤退を約束しました。
次に、関ヶ原の戦い：田辺城の戦い、鳥羽城の戦い、石垣原の戦いです。
田辺城の戦い：細川忠興が徳川方に付いて「上杉討伐」のため不在となった隙に、大坂玉造の細川屋敷にいた正室・ガラシャ、名は「玉子」を、西軍の石田三成は人質に取ろうとしましたが、ガラシャはそれを拒絶しました。その翌日、石田三成が実力行使に出て兵５００に屋敷を囲ませると、ガラシャは家老の小笠原秀清（少斎）に槍で部屋の外から胸を貫かせて死にました。辞世の歌として、「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」と詠みました。この後、小笠原秀清はガラシャの遺体が残らぬように、屋敷に爆薬を仕掛けて火を点けると自刃しました。石田三成はこれと前後して、細川忠興の居城・丹後田辺城へ兵を差し向けました。小野木重勝・前田茂勝・織田信包・小出吉政・杉原長房・谷衛友・藤掛永勝・川勝秀氏・早川長政・長谷川宗仁ら、丹波・但馬の諸大名を中心とする１万５０００の兵が包囲しました。留守を守るのは細川忠興の父・幽斎（藤孝）と甥・三淵光行らが率いる５００人でした。細川幽斎は頑強に抵抗したものの、兵力の差は隔絶し、援軍の見込みもなく落城寸前となりました。しかし西軍の中には、当代一の文化人でもある幽斎を歌道の師として仰いでいる諸将も少なくなく、攻撃は積極性を欠くものでした。当時、細川幽斎は三条西公条から歌道の奥義を託された古今伝授の継承者であり、弟子の一人である八条宮智仁親王やその兄・後陽成天皇も討死する事を恐れていました。八条宮は使者を遣わして開城を勧めましたが、細川幽斎はこれを謝絶し、討死の覚悟を伝えて籠城戦を継続しました。この時「古今集証明状」を八条宮に贈り、「源氏抄」と「二十一代和歌集」を朝廷に献上しました。そして、ついに天皇が細川幽斎の歌道の弟子である大納言・三条西実条と中納言・中院通勝、中将・烏丸光広を勅使として田辺城の東西両軍に派遣し、講和を命じるに至りました。勅命という事で細川幽斎はこれに従って田辺城を明け渡し、敵将・前田茂勝の居城である丹波亀山城に身を移される事となりました。この戦いは西軍の勝利となりましたが、小野木重勝ら丹波・但馬の西軍１万５０００は田辺城に釘付けにされ、開城から２日後の「関ヶ原本戦」に間に合いませんでした。細川忠興は「関ヶ原本戦」の前線で石田三成の軍と戦い、戦後に豊前小倉藩３９万９０００石の大封を得ました。
鳥羽城の戦い：九鬼嘉隆の子・守隆は、家康に従って「上杉討伐」へ従軍していました。九鬼嘉隆は、堀内氏善らと共に守備が手薄になっていた鳥羽城を奪取しました。これはどちらが敗れても家名を存続させるための九鬼嘉隆の戦略でした。一方、父の西軍加担を知った九鬼守隆は驚き、下野小山から志摩へ戻って城の明け渡しを何度も使者をもって申し入れましたが、九鬼嘉隆に拒絶されました。やむなく九鬼守隆は国府村から安乗に陣を移し、ここで父子が戦う事になったのです。九鬼守隆は父とは戦いたくありませんでしたが、徳川家康から目付として石丸雲哲が同行している事もあり、戦わないわけには行かず困っていました。そこへ西軍方の桑名城主・氏家行広が船団を率いて航行してきました。九鬼守隆はこれを撃滅し、得た首級を西上中の家康のもとへ送り、感状を賜りました。しかし結局は父を放置するわけにはいかず、九鬼守隆は９００の兵のうち２００を割いて鳥羽城へ向かわせました。迎え撃つ九鬼嘉隆らも市街戦で町を焼くに忍びず、田城へと陣を移しました。そして、ここで父子の戦闘が展開されました。堀内氏善勢が九鬼守隆に襲いかかり激戦となりますが、やがて撃退されて堀内氏善は五ヶ所方面に落ちていきました。そして、そこへ関ヶ原の西軍敗報が届きました。九鬼嘉隆は直ちに一党に日本丸を用意させ紀州へと脱出しましたが、ここで思惑違いが起こりました。一旦避難すると考えた新宮城は既に落ち、堀内氏善も加藤清正預けとなっていたのです。このため九鬼嘉隆は再び志摩へと戻り、船で娘の嫁ぎ先である答志島の和具・青山豊前宅へ潜伏しました。九鬼守隆は父が紀州へ脱出するとすぐ鳥羽城を回復し、同時に家康に助命嘆願を行いました。しかし家康は許さず、嘉隆探索を厳命します。窮した九鬼守隆は、先に与えられた南勢五郡の返上と引き替えに九鬼嘉隆の助命を哀訴しました。やがて福島正則・池田輝政らを介しての必死の嘆願が実り、九鬼守隆はついに家康から父の赦免状を賜ったのです。そしてこれを父に報せるべく急使を発しました。その使者が伊勢の明星茶屋に差し掛かった時、九鬼嘉隆の首級を携えて来た青山豊前と出会いました。九鬼家の行く末を案じた家臣・豊田五郎右衛門が独断で切腹するよう促したのでした。九鬼嘉隆は、九鬼家存続のため西軍に加担したのであり、自分のせいで守隆に塁が及ぶのは本意でないと自刃を決意しました。九鬼嘉隆は、和具の洞仙庵で自害しました。九鬼嘉隆の４男・主殿助と５男・五郎八も自刃しました。九鬼守隆はこれを聞くと激怒して豊田五郎右衛門を処刑しました。結局、九鬼守隆は２００００石加増され、鳥羽藩３万５０００石の大名となりました。
石垣原の戦い：豊後国速見郡石垣原（大分県別府市）で行なわれた黒田官兵衛軍と大友義統軍の合戦です。出撃した杵築勢は実相寺山に布陣しました。黒田先遣隊の一番備は実相寺山と角殿山の間道を抜けて石垣原に布陣していた大友勢と昼頃から衝突し、杵築勢も後に戦闘に加わりました。この衝突で大友勢の吉弘統幸は打ち破られたと見せかけて、立石本陣近くまで退きました。追ってきた黒田一番備は、伏せていた宗像鎮統の攻撃と吉弘統幸の反撃により、久野次左衛門・曾我部五右衛門が討死しました。今度は敗走する黒田勢を大友勢が実相寺近くまで追撃し、松井康之の陣に攻撃を掛けましたが、多勢と見て山麓の黒田の陣に矛先を変えてこれを圧倒しました。ここに黒田勢の二番備の野村市右衛門・井上九郎右衛門と杵築勢が救援に駆けつけて大友勢を打ち破り、夕方までに合戦は収束しました。大友勢は吉弘統幸・宗像鎮統等の主立った武将が討ち取られ、実相寺に到着した黒田官兵衛は首実検と軍議を行いました。大友義統は敗戦を知って自刃しようとしましたが田原親賢に諌められ、剃髪して法体となって田原親賢を黒田陣の母里友信に派遣して降伏し、「石垣原の戦い」は終了しました。なお、肥後国の加藤清正は松井・黒田救援のため阿蘇の小国に到着しましたが、松井の捷報が届くと熊本へ帰還しました。大友義統は常陸国宍戸に流罪になりました。
その次に、会津戊辰戦争：関山の戦いです。白河口の新政府軍は母成・滝沢峠を突破して会津若松城下に突入しましたが、鶴ヶ城を完全に包囲攻撃するためには兵力が不足していました。これを補うには越後口・日光口の新政府軍を一刻も早く若松に到達させる必要がありました。日光口大内村に宿営していた新政府軍は会津藩家老・山川大蔵が率いる会津軍の銃撃を受けましたが、反撃しつつ大内峠に向いました。しかし、会津軍の攻撃により、宇都宮藩・大沢富三郎らが戦死し、大内村に退きました。新政府軍は再び進撃を開始して一挙に攻め入ろうとしましたが、会津軍の抗戦により氷玉峠で苦戦に陥りました。このため、薩摩藩の軍監・中村半次郎が指揮をとり、栃沢を攻略して関山の前方に進出する事ができました。新政府軍は午後四時頃に喚声を挙げて会津軍陣地に突入、会津軍は関山に火を放って退去し、本郷へと進攻しました。会津軍は、青龍足軽三番隊中隊頭の野村悌之助ら４０名が戦死しました。
最後に、スティルインラブが「秋華賞」を勝ち、「牝馬三冠」を達成です。スティルインラブは、２００２年１１月３０日に阪神競馬場第３競走の「牝馬限定新馬戦」でデビューしました。２着のキタノスザクに３馬身１／２差で勝利しました。このデビュー戦には、後に秋の「天皇賞」を制したヘヴンリーロマンスも出走していました。翌２００３年の「紅梅Ｓ」は、直線半ばから鋭く延びて２勝目を挙げ、クラシック候補になりました。しかし、次の桜花賞トライアル「チューリップ賞（Ｇ�掘法廚任歪樟�で行き場を失って失速し、残り１００ｍで追い上げましたが２着でした。そして「桜花賞」では、エアグルーヴの仔・アドマイヤグルーヴと並ぶ単勝オッズ３．５倍でしたが、支持率の差で２番人気になりました。鞍上の幸英明は、「チューリップ賞」の失敗を踏まえて積極策でレースを展開し、２着のシーイズトウショウに１馬身１／４差で勝利しました。続く「優駿牝馬・オークス（Ｇ�機法廚任癲▲▲疋泪ぅ筌哀襦璽瑤裡家嵜裕い砲覆蠅泙靴燭�、２着のチューニーに１馬身１／４差をつけて優勝しました。秋の「ローズＳ（Ｇ�供法廚妊▲疋泪ぅ筌哀襦璽瑤裡誼紊搬臟圓靴燭燭瓠◆崕�華賞（Ｇ�機法廚任癸海燭咼▲疋泪ぅ筌哀襦璽瑤裡家嵜裕い箸覆蠅泙靴拭�しかし、アドマイヤグルーヴの猛追を振り切って、メジロラモーヌ以来１７年ぶり、日本競馬史上２頭目の「牝馬三冠」を達成しました。続く「エリザベス女王杯（Ｇ�機法廚任蓮⊇錨┐離▲疋泪ぅ筌哀襦璽瑤縫魯丙垢杷圓譴泙靴燭�［最優秀３歳牝馬」を受賞しました。翌２００４年は、「金鯱賞（Ｇ�供法廚暴仭�しました。半年ぶりの実戦で初の牡馬相手、さらに負担斤量５７キロと様々な不利があって８着に敗れました。続いて、「宝塚記念（Ｇ�機法廚禄仭�馬中で唯一の牝馬でしたが８着と敗れました。その後、「北九州記念（Ｇ�掘法廚鷲蘆感堽味毅献�ロが響いて１２着でした。休養を挟んで臨んだ「府中牝馬Ｓ（Ｇ�掘法廚任蓮∪莵塲呂鯤瓩蕕┐�れずに３着に敗れました。「エリザベス女王杯（Ｇ�機法廚錬甲紊貿圓譴泙靴拭�２００５年も、前年と同様に「金鯱賞（Ｇ�供法廚暴仭�しましたが６着、「宝塚記念（Ｇ�機法廚任聾緤�から追い込みましたが、スイープトウショウの９着に敗れました。その後、「府中牝馬Ｓ（Ｇ�掘法廚禄价戮譴砲茲辰藤隠恵紊虜撚式未箸覆蠅泙靴拭�これが決定打となり、引退となりました。
今日の誕生日：久明親王（鎌倉幕府第８代将軍）、閔妃、童門冬二、林家木久扇、岡田可愛、高山厳、鳥嶋和彦、野沢秀行（サザンオールスターズ）、ラサール石井（コント赤信号）、原博実、堀江淳、野村真美、山田與志（ＣＯＷＣＯＷ）、金子賢、須賀貴匡、瀬川亮、木村文乃、志保、秋山ゆりか（元ＴＨＥ ポッシボー）、須賀健太
今日の記念日：バーゲンの日、海外旅行の日、イクメンの日、いか塩辛の日、住育の日、相続税を考える日
今日の「今日訓」：本日は、１８９５年に東京駅上の「大丸呉服店」が冬物の大売出しを開催し、日本初のバーゲンを行った事から「バーゲンの日」、「遠 (１０) くへ行く (１９)」の語呂合わせで「海外旅行の日」、「父さん（１０）育児（１９）」の語呂合わせで「イクメンの日」、「１０本の足と熟（１９）成された味」で「いか塩辛の日」、「住（１０）育（１９）」の語呂合わせで「住育の日」、「１０（ソ）と１９（ゾク）」で「相続」と読む語呂合わせで「相続税を考える日」となりました。
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