だったら、最初から賞を出さなきゃ、誰も傷つかなかったのに

この手のコンテストって、普通、主催者側が決めたことに、表彰者（今回の場合、市長）が口出ししたりしないものだと思うんだけどね。それなのに、主催者が、一番問題になりそうな点をクリアして、内定まで出した賞をひっくり返すなんて、何と、勇気がおありなことか(^_^;

■自殺中２の写真公表＝遺族「いじめなくすため」―最高賞が一転撤回・青森県黒石市
(時事通信社 - 10月18日 18:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4247507

後でひっくり返すぐらいなら、最初から、市長サイドが賞の選考に関わっていればよかった話。そこで、被写体が死んでるのが賞の趣旨に合わないと言うのなら、そこで落選させていたら、誰も傷つかずに済んだものを・・。まあ、賞を決める前に、被写体がいじめが原因で自殺した女の子だと分かっていたのなら、遺族の承諾を得る前に、市長サイドの意向を聞いた上で話を進めておけばよかったのかもしれないが、まさか、自分たちの決定を、後でいちゃもんつけられてボツにされるとは思っていなかったんだろうね。

結果的に、受賞するはずだった応募者を傷つけ、亡くなった娘への餞になると思って承諾した遺族を傷つけることになったのだから、会見で相当な非難を浴びることは覚悟しておかないといかんだろうね。もう、ここまで騒ぎになったら、撤回を撤回して、賞を認めたところで、それを素直に喜べないよね。

それと、もし、今回の撤回で、別の人が繰り上げで市長賞をもらうことになったとしたら、むっちゃ後味悪いと思うけど。もう、いっそ、他の受賞予定者も、みんな受賞を辞退して、表彰自体をなくしちゃえば、撤回に追い込んだ奴らも深く反省するんじゃないかな？私が、このコンテストで何らかの賞をもらう予定になってたとしたら、そうすると思う。

それにしても、あんなにかわいらしい笑顔を振りまいていた子が、ほんの１０日後に自殺してしまったなんて、一体、どんな仕打ちを受けていたのだろうか。本当に、恐ろしい話だ。