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2016年10月18日21:09

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ヴェルテダンス&イジー・ハヴェルカ&クラリネットファクトリー CORRECTION

2016/10/4火 19:00- スパイラルホール

演出:イジー・ハヴェルカ
振付・出演:ヴェロニカ・クニトロヴァー、テレザ・オンドロヴァー、マルチナ・ハイデュラ・ラツォヴァー、カロリーナ・ヘイノヴァー、ロボ・ニジュニーク、ヤロ・オンドルシュ、ペトル・オパフスキー
音楽:クラリネット・ファクトリー

初演:2014年2月 Theatre Ponec(プラハ、チェコ)

渋谷近辺のダンスのお祭り、Dance New Air、いろいろ観たいものがあったのですがバーデンバーデンツアーと重なり結局観られた公演はこれだけ。でも、とっても面白かったです・・・!

チェコのダンスカンパニーが踊る、チェコの演出家によるダンス作品。会場に入れるのは開演直前。それもそのはず、入ったときにはダンサーはすでに板付き。普段着のようなカジュアルな姿で横一直線に並ぶダンサー達、しかし彼らの靴は床に固定されていて結局最後まで一歩も足は動かせない。その制約の中で繰り出されるダンス、その動きの何と多彩なことか。上半身だけじゃなく、ときに床に倒れたりしながら全身を使って動いていく。微妙な感覚で並ぶ彼らの間の相互作用もとてもユニーク。あるときは相手を突いて倒し、あるときは支え合い。左右両隣りだけじゃなく時には一つ向こうの人との手を取り合うことも。ストーリーもないのに1時間、全く退屈しませんでした。特に感情表現豊かなわけではないけど、私は何となく、一つのムラの中に生きる仲間たちの微笑ましい姿と受け取りました。が、知人は社会主義的な監視社会のテーマもあるような気がすると言っていて、観る人によって様々な解釈が可能だしそれを許している作品だと思います。

足が固定されたまま床に倒れたり起き上がったりする動きがたくさんあるのですが、この人達の腹筋と背筋っていったいどんなことになってるんでしょう。私なんてちょっとやっただけで絶対猛烈な筋肉痛になるに違いない!

生演奏の音楽もなかなかよかったです♪

チェコは一度も訪ねたことのない国なのですが、あまり裕福ではないのに芸術がとても盛んなイメージ。近々行ってみたいな・・・!

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