いつのまにか

１０月も１６日になってしまった。前回、物忘れについて書いたように、次の日記を書くことをもう忘れていたようだ。というより書く意義を忘れていたのかもしれない。
実際、日記は書くのを忘れていると、「書かねばならない」とか「書く」意識自体を忘れていることになる。

従って「しまった」もなければ、「何か忘れている」もない。

そして、はっと思うと、というより、そうそうと思い出すと、何日も日記を書いてないということになる。

で、それならそれでいい、とも思ったり、やっぱりちょっと寂しいような気がして、ともかく書き出す。

それがこの今日の日記だ。満７２歳の１０月の、ある日である。殊更なことは何もない。書かなければ書かなくてもいい。でも、気づいてみればちょっと寂しいような気もしたから、そのことを書いている。そういう日である。