mixiユーザー(id:7240609)

2016年10月16日12:04

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「ユーロは絶対に崩壊しない」

刺激的なタイトルなので、最近出版された新書を読んでみました。

著者はNHK の元記者で、ブリュッセル、パリ、ボンに駐在した経験があり、その点は学者が机上で考えたのとは違う感じがあります。

日本のジャーナリズムは、米国や英国の影響が大きく、いわばアングロサクソンの視点でしか見ていないという指摘は正しい、と思います。確かに、英国のフィナンシャルタイムスや米国のウォールストリートジャーナルの影響は間違いありません。様々な事例を挙げていますが、ドイツに住んでいたときに感じたことと、合点のゆく話が多くありました。

「ユーロは絶対に崩壊しない 米英マネー資本主義に立ち向かうEU の大陸資本主義」

 伴野文夫(幻冬舎ルネサンス新書)

これを読むと、英国と大陸側との歴史的な折り合いの悪さをあらためて実感します。問題は、この先、英国はどうなってゆくか、という点です。
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