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2016年10月12日19:18

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これが、削除された捏造記事。

 削除しても、キャッシュに残っていました。
捏造、脚色盛り記事はこれだけではなく、無数にあることでしょう。
今回は、たまたま指摘があり、隠せないと判断したので、反省のふりをしたというだけかと。
もちろん、いろいろなマスコミが、日常茶飯事にやっていることも間違いありません。

−−−−−−−捏造記事 多少の真実はあるかもね。
新貧乏物語
第4部・子どもたちのSOS (3)突然の転落  2016年5月19日 朝刊

◆病父、絵の具800円が重く

 岐阜県に住む中学三年、かえでさん(14)=仮名=の自宅にある冷蔵庫には、光熱費の請求書が磁石で張り付けてある。電気代、水道代、ガス代−。二カ月前から支払えず、枚数ばかりが増えている。

 その中には、かえでさんが学校に払わなければならない教材費の請求書もある。「絵の具 800円」「彫刻刀 800円」。でも、自分から両親に「払ってよ」とは言い出せない。

 かえでさんは両親と小学三年の妹(8つ)、弟(2つ)と五人で暮らしている。母親(38)の再婚相手の父親(32)はトラック運転手として働き、月収は三十五万円ほどあった。しかし、午前五時に起きて深夜に帰る生活が続き、おととしの七月に脳梗塞で倒れた。

 父親は、左手首から先をほぼ動かせない後遺症で入院と通院が必要になった。会社は最初、「一年間は給料を払う」と約束したが、三カ月ほどして「やはり面倒は見られない」と解雇を告げた。

 失業保険の受給期間が昨年夏に終わり、年明けから岐阜市内にある就労支援施設で働いている。通販の衣料品を送り先ごとに仕分けする仕事。月収は六万円で、子ども三人分の児童手当三万五千円を加えても、収入は以前の三分の一以下だ。

 運転手だったころ。仕事が休みの日は家族を連れて回転ずしやハンバーグを食べに行った。それが今は、貧しい家庭を支援する団体から届く一人一個のロールパンが朝食。夕食は、精肉店を営む親類からただでもらえる鶏肉ばかりが並ぶ。「よくかめば、おなかいっぱいになる」。子どもたちにそう言って、自分は水を飲んで空腹を紛らわす。

 夫婦で約六十万円あった貯金は、既に底をついた。市役所に相談すれば、生活保護を受けられるかもしれない。ただ、ネットの匿名掲示板で「生活保護は甘えだ」との書き込みを見ると、後ろめたさを感じて窓口に行くのをためらってしまう。

 教材費も払えないほど厳しい暮らし。その中で来年の春、かえでさんは高校受験を迎える。中二の終わりごろから両親に「塾に行きたい」と繰り返すようになった。休み時間に塾の話をしているクラスメートの姿を見ると、自分だけ取り残されている気がして悔しい。

 欲しいものを買ってもらえなくても我慢してきた。バスケ部の合宿代一万円が払えず、みんなと同じ旅館に泊まるのをあきらめて、近くにある親類の家から練習に参加したこともある。「どうして?」。友だちの視線がそう言っているように感じた。

 「周りと違うというのが、つらい」。かえでさんのそんな思いを知る母親はハローワークに通い続け、先月の終わりにようやく接客のアルバイトに就いた。かえでさんには「塾に行ってもいいよ」と話しているが、滞納した光熱費の請求書を見るたびに「本当にかなえてあげられるだろうか」と不安になる。

 働きに出た母親が忙しくなり、かえでさんは家事を手伝い始めた。父親も後遺症のない右手で二歳の長男のおむつを替えている。大黒柱として踏ん張らなければと思っても、ため息が出る。

 「病気一つで、こんなに落ちるものなのか」

      ◇

 連載にご意見をお寄せください。〒460 8511(住所不要)中日新聞社会部「新貧乏物語」取材班 ファクス052(201)4331、Eメールshakai@chunichi.co.jp
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---リンク元記事:2016年10月12日 12:19 毎日新聞
中日新聞 連載1回の記事削除
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4237129

◇子どもの貧困問題扱った6回シリーズ 別の1回の写真も

 中日新聞社(名古屋市)は12日朝刊で、子どもの貧困問題を扱った今年5月の連載の一部に事実ではない記述や写真があったとして、6回シリーズのうち記事全文と別の1回の写真を削除したとする「おわび」を掲載した。「記者が事実と異なる取材メモを作成し、それを基に原稿を書いたことなどが原因」としている。

 首都圏で発行する東京新聞でも同様の「おわび」を掲載した。

 中日新聞紙面によると、問題の連載は「新貧乏物語」第4部「子どもたちのSOS」。病気の父親がいる中学生を取り上げた第3回で「教材費や部活の合宿代も払えない」など3カ所の記述が事実ではなかった。また、パンの移動販売で生計を立てる母親を手伝う少年を取り上げた第1回で少年の後ろ姿の写真が実際の販売現場ではなかった。

 関係者から指摘を受け、社内調査で発覚した。記者は「原稿を良くするために想像して書いてしまった」と話しているという。

 紙面では、臼田信行・名古屋本社編集局長の「記者が事実と異なることを自ら知りながら書いたことは到底許されません。深くおわび申し上げます。今回の事態を極めて重く受け止め、記者をはじめ社内の関係者を厳正に処分する」とのコメントを載せた。

 毎日新聞の取材に、中日新聞社の平田浩二・名古屋本社編集局次長は「紙面に掲載した内容の通りです」としている。【太田敦子】
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