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2016年10月12日14:45

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アジア最終予選 オーストラリア戦

今朝のスポーツ新聞各誌のトップは、いずれも昨晩メルボルンで行われたワールドカップ・アジア最終の予選の日本vs オーストラリア戦の写真一色でした。私もシッカリとTV観戦しました

GK
西川周作(浦和レッズ)

DF
酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
森重真人(FC東京)
槙野智章(浦和レッズ)

MF
本田圭佑(ミラン/イタリア)
長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
山口蛍(セレッソ大阪)
香川真司(ドルトムント/ドイツ)

FW
原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)
小林悠(川崎フロンターレ)

試合は前半立ち上がりに、原口元気のゴールで先制、その後、後半にPK で追い付かれて、1-1で引き分けました。この試合についての論調は、大きく2つに分かれています。

・肯定派 

格上のオーストラリアにアウェイで引き分けで、勝ち点を得たのだから、満足すべき結果である。守備をシッカリして、相手に決定的なチャンスを作らせなかった点がよかった。オーストラリアはアジア王者であり、そこに負けないサッカーをやるのは当然だ。アジアのレベルは上がっており、現実的な戦い方だ

・否定派

勝てた試合だったのに、ムダなファウルで失点、采配も消極的な姿勢で、守り重視、終盤は引き分け狙いであった。オーストラリアがボールを保持する時間が長く、押し込まれることが多かった。選手起用に疑問、こんなに守備的な試合では、弱者のサッカーだ、

今朝はそういう議論があちこちで行われていたことでしょう。

(6年ぶりの本田トップの布陣)

昨日のスタメン発表を聞いて、6年前を思い出しました。4-2-3-1ながら、本田をトップに置いて、いわば「ゼロトップ」にしました。本田をトップに置いたのは、南ア・ワールドカップで岡田監督が守備優先のフォーメーションで、あっと驚かせてくれた時の戦術です。あのときは、さらに、DFの前に、阿部をアンカーにおいて、いわば超守備的な布陣でした。

(カウンター狙いの戦術)

今回も日本代表は守備を重視していたのは間違いありません。本田にシッカリマークがついてくること、そして、今回のオーストラリアは長いボールを蹴って空中戦に加えて、パスで繋いでくるチームになったので、両方に対応策を練ったということなのでしょう

トップの本田が下がってパスを受けて、空いたスペースに左の原口、右の小林悠が走り込むという戦術だったようです。その結果、先取点はカウンターから、見事に原口がぬけだして決めることが出来ました。

パスを繋いでくるオーストラリアから高い位置でボールを奪い、カウンターに転じる戦術で、実際、選手たちは、練習通りに出来たと、試合後に語っていました。これで、決定的な小林悠のヘディングシュートが決まっていれば攻撃面では最高でした。

反省点は、後半になって、オーストラリアに押し込まれる時間が長くなり、ボールを奪っても、カウンター攻撃にうまく繋がらなかったことです。

(ボランチによる守備重視)

長谷部のパートナーには山口蛍を入れて、守備重視の布陣でした。オーストラリアの攻撃の芽を摘み、スペースを与えないという守備優先の戦術は徹底されていたように思います。何度かオーストラリアに攻め込まれるも、決定的なピンチにならずにすみました。

反省点としては、ボランチがなかなか前に出て行けず、とりわけ後半は押し込まれてしまい、攻撃参加の場面があまりなくなりました。

(空中戦の高さ対策)

身長で平均5センチ高いオーストラリアは空中戦を挑んで来ました。森重と吉田のCB二人に、左サイドに起用した槇野が競り合い、体を寄せて、何とか自由にさせないようにしてました。さらに、原口も下がって、サイドからの攻めを封じていました。

日本戦に活躍する36才のベテラン、ケーヒルが後半に切り札とした投入されたときは、どうなることかと思いましたが、オーストラリアの猛攻を凌ぐことが出来ました。

(アウェイで勝ち点1は評価すべき)

オーストラリア戦というと、10年前のドイツワールドカップの悪夢を思い出してしまいます。カイサースラウテルンのスタジアムで見ていたので、あの敗戦は脳裏に深く刻み付けられしまっています。

今回、色々と反省点はあるものの、強豪のオーストラリアにアウェイで引き分けとなったことは、次に期待がもてます。これで、4試合終了して、日本代表は2勝1敗1分で勝ち点7、最終予選は残り6試合です。

次の試合は、11月15日のホームでのサウジ戦です。これは、勝ち点3が絶対必要です。年内最後の最終予選は必勝です。
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