mixiユーザー(id:5708563)

2016年10月12日07:20

389 view

ワタシは敗戦の1945年生まれだけど

■重大事故の背景にある「非科学的な暴力・根性の世界」内田良氏「ゆとり部活動」提唱
(弁護士ドットコム - 10月11日 12:52)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=4235383
この根性精神主義は、戦前の軍隊の兵卒教育が、ズーッと残っているんだとばかり思っていた。


だから合理性よりも、上位の命令の絶対化や、勝利へのチャチなコダワリや、揚句に玉砕の美化・神聖化といった。
かつて賞賛された武士道精神の、庶民的矮小化の、全国的ひろがりだと、理解してた。

>重大事故の背景にある「非科学的な暴力・根性の世界」
というのは、ワタシに言わせれば、「敗戦するためのシナリオ」なんだけど。

一方、「ゆとり部活動」提唱で、行動が改善するのは、優秀なヒトだけで。
生活習慣病と同じで、戦争に負けるくらい、哲学や生き方に衝撃を与える体験がないと、改善はムズカシイかもしれない。

本土が毎日の空襲でズタボロにされても、本土決戦をいうバカが、実際にはいたんだから。


ワタシの周囲の地方エリート高校の、スポーツ教育を受けた者は、そのまま高度経済成長のなかで、一流企業の社奴・下士官としてチヤホヤされ、定年後の彼等は、三流重役になる知性すらなく、今、痴呆状態になって使い捨てられている。

だから例えば、日本を代表する全国区の公募美術展では、70歳以上の♂で、芸術面や文化面で、新しい価値観の地平線をひろげようとする意欲を持つ「芸術家」が、本当に極めてマレであることは、こうした事情が背後にあるだろう。
(若い作家が、かつての前衛芸術のゾンビを演じて、現代アート・バブルの旗手としてチヤホヤされているのは、われわれ老人にとっては、雨上りの道に出来た水たまりの、きれいな波紋レベルの、少女趣味にしか見えない)

ところが女性の高齢者では、地味な伝統技術に根ざしながら、しなやかに創作活動を展開するヒトを、結構数多く見かける。
実際ある全国区の有名公募展の中堅は、ほとんど女性高齢者といっても、過言でない。


現代日本の社会で、巨大組織から、地方議会や、街の町内会や少年野球の老コーチまで、いたるところで指導論や組織の劣化が進んでいるのは、こうした根性論「空気」のはびこりで。

面白いことに、こうした「空気」に逆らう個性が一人でもいると、その周囲は、どんなド田舎でも、社会が活性化している。

だから、この際、自分の日常生活のなかで、このネトウヨ・レベルの低能丸出しの根性論の「敵」と、いかに闘うかは、自分にとっても、社会にとっても、重要な生き延びる術だと思っている。


要するに重大事故というのは、知性と柔軟性の欠如から起きるわけで。

少年少女の人生から、創造性を奪う教育は、止めて欲しいです。
5 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する