10月8日〔土〕から10月10日の体育の日《昭和39年の東京オリムピック開会式を記念する祝日》の三連休には熊野詣(くまのもうで)を体験して来ました。
熊野詣とは、和歌山県の熊野地方にある、熊野本宮大社・熊野那智大社・熊野速玉大社の三つの神社に参拝することを意味します。
平安時代の末期から鎌倉時代に掛けて京都の公家たちの間で大流行したもので、取り分け、院政期には上皇方の尊崇が頗る篤く、熊野御幸は100回を越えているといいます《御幸「ごこう」とは、上皇のお出掛けのこと》。
江戸時代になると、伊勢の神宮に次ぐ信仰の対象として、庶民による熊野詣は大変に人気があって盛んだったそうです。
古来よりの巡礼路として整備された熊野古道とともに熊野三山は世界文化遺産にも登録されています。
などと偉そうなことを言っておきながら、これまで熊野には行ったことがありませんでした。
そんな訳で今回、巡礼の旅に赴いた次第です。
旅館は勝浦温泉ホテル浦島という場所に宿泊しました。
とても有意義で楽しい旅行でありました。
[画像の説明]
左側=本殿が横に連なる構造の熊野本宮大社。
中央=熊野那智大社の境内から眺めた那智の大滝。
右側=熊野速玉大社の御神門。
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