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2016年10月04日08:54

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すぐに役立つことを求める国の姿勢への警鐘(大隅氏の記事より)

最近、国全体で研究の出口を求める傾向が強くなっていることは否めないが、研究者の方も一方的に思い込んで自己規制をしていることはないだろうか。私は、研究者は自分の研究が、いつも役に立つことを強く意識しなければいけない訳でもないと考えている。

「人類の知的財産が増すことは、人類の未来の可能性を増す」と言う認識が広がることが大切だと思う。役に立つことをいつも性急に求められていると思うことで、若者がほとんど就職試験での模範回答のごとく、考えもなく“役に立つ研究をしたい”という言葉を口にする。

直ぐに企業化できることが役に立つと同義語の様に扱われる風潮があるが、何が将来本当に人類の役に立つかは長い歴史によって初めて検証されるものだという認識が、研究者の側にも求められていると思う。
https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/29_essay/no78.html

■ノーベル医学生理学賞に大隅良典・東京工業大栄誉教授
(朝日新聞デジタル - 10月03日 18:50)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4223116
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