ただ生きているというだけで、沢山不満が心の内から湧いて出てきます。
それはまるで沸々と湧き上がるマグマのようです。
押さえつけようとしてもそうそう押さえつけられるものではありません。
仕事のこと、お金のこと、人間関係のこと、将来のこと、家族のこと…。
何一つ不満を持たないで生きているという人はきっといないでしょう。
僕の内からも同じように幾つかの不満が沸いては消えてゆきます。
すぐさま風のように消えてゆくものもあれば、なかなか消えずに心の中に深く根差してしまうものもあります。
こんな人生ならば、こんな運命ならば、こんな社会ならば…。
例えるならば、僕たちは道端に植えられた花のよう。
もしかしたらそこは日当たりがよくないかもしれない。
もしかしたらそこは水はけがよくないかもしれない。
下がアスファルトで養分がないかもしれない。
そして隣の芝生こそ青く見えたりする。
なんでこんなところに植えられてしまったのだろう。
もっと日当たりのよい場所ならば、もっと水はけのよい場所ならば、ふかふかの腐葉土であれば…。
きっともっときれいで大きな花を咲かせられるのに。
でも、僕たちは植えられる場所を選ぶことができない。
その場所に植えられたことが偶然なのか、或いはそれこそが運命なのか。
それも誰にも分らないことです。
ならば、いっそ植えられた場所で花を咲かせるしかありません。
最近、ときどき、そう思うようになりました。
いつかこの場所で花を咲かせてみたいものです。
明日も頑張ろう。
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