南米大陸を周遊してきた。
9/10〜9/20の11日間で、3大ハイライト・マチュピチュ・ナスカの地上絵・イグアスの滝を訪れた。南米大陸は、ちょうど日本の裏側にあたり羽田からアメリカのロサンゼルスまでが約
11時間、ペルーのリマまでが約9時間の計20時間の飛行時間である。時差はマイナス14時間だ。ペルーの面積は日本の3.4倍。人口は3000万人。
首都はリマで1000万人。ブラジルのサンパウロ､アルゼンチンのブエノスアイリスと並んで、
南米の3大都市である。スペイン語・ケチュア語が公用語。
アンデス山脈や寒流などの影響を強く受け、熱帯域にありながら複雑な気候形態を見せる。
5月〜9月が乾季で9月の気温は、標高100mのリマは平均気温が15度、標高3300mのクスコは最低気温4度、平均気温は20度である。
ペルーの国土は3つの地形に分けられ、砂漠が広がる沿岸部のコスタ（国土の12ﾊﾟｰｾﾝﾄ）アンデス山脈が連なる高地のシエラ（国土の28ﾊﾟｰｾﾝﾄ）アマゾン川流域のセルバ（国土の60ﾊﾟｰｾﾝﾄ）］ペルーの国土を南北にアンデス山脈が貫いており、国内最高峰はウスアカラン山△6778mだ。
通貨はソルで、1ソルは35円。日系ペルー人は8万人でフジモリ大統領その娘のケイコ氏が活躍している。産業の中心は銅・鉛・亜鉛・銀・金などの鉱業で、特に銀は世界第2位の産出量で
ある。又、水産業も中国に次いで世界第2位の漁獲高を誇る。
我々のツアーはマチュピチュ村に一泊だが、インカ時代の「太陽の門」までのハイキングをしてマチュピチュに連泊するツアーもある。別のルートとしてはイグアスの滝に行かずに、チチカカ湖に行くものやボリビアのウユニ塩湖に行くものなどがある。今回、ブラジル入国はリオのオリンピック期間中の特典で、ビザ取得が免除された。
リマからの帰りも、リマに泊まってからロサンゼルス経由で羽田に戻ったが、リマに泊まらずに直接日本に帰るものや、ロサンゼルスに泊まって帰るものや、ロサンゼルスからはビジネスクラスの飛行機で帰るものや、いろいろなパターンがある。
9/10,伊丹空港20:20発で羽田空港には21:35着。
9/11,羽田00:05発全日空機で日付変更線を通過し、ロサンゼルス18:25着。00:15発ラン航空でペルーのリマ空港に10:15着。その後、世界遺産であるリマ歴史地区を訪れた。リマはかつて
スペインの南米支配の拠点であった。インカ帝国の消滅後、スペインが首都に選んだのがリマだった。スペイン本国からの軍隊や物資調達に最適な場所であったという。旧市街には今でもコロニアル様式の教会や宮殿が点在している。アルマス広場にある大聖堂、大統領府（ここにはフジモリ大統領も10年間いたという）サンフランシスコ教会、リマ市役所、サントドミンゴ教会やペルー独立の父・ホセデサンマルティンの銅像が立つ、サンマルティン広場を訪れた。リマでのガイドは、32年ガイドをしている日本人の大森氏で、丁寧に案内してくださった。
観光後、五つ星のシェラトンホテルへ。連泊となった。ただし、南米のホテルのトイレは全て水力も弱く、排水管も細く紙がつまるという理由で紙はトイレに流さずに、別の容器に入れるというシステムだった。（やはり日本のトイレは優れている）
ホテルの隣が大型スーパーで、好きなものを買い物できてラッキーだった。
インカ帝国はどんな国だったのか？
紀元1200年頃、中央アンデスの高地で誕生し、わずか百数十年の間に北は今のコロンビアから南はチリの中部まで、南北4000kmを支配下に置いたインカ帝国。見事な水利システム、標高差を利用した農業、情報や物資の運搬を容易にした「飛脚」とインカ道「キープ」を使った人口や農作物の管理機能など、インカ帝国は優れた国家機能をもつ統制のとれた社会だった。だだし中央アメリカ（マヤやアステカ）がコロンブス到着以前に独自の文字を持っていたのに対し、
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