怒り

『君の名は。』を観ようと思ってたけど、
小説で読んでしまったので『怒り』を観に行った。

ストーリー
八王子の閑静な住宅街で起きた夫婦殺害事件。
犯人は指紋と共に『怒』の一文字を残していた。
殺人犯は『山神一也』と特定されたものの、整形して逃亡しており、
一年が過ぎていた。そして東京・千葉・沖縄、現れた三人の謎の男。
同性愛者の大西。漁場でアルバイトをしている田代。無人島で生活している田中。
三人はそれぞれの地で、幾人かの人達と親しく関わっていく。
そんな中、テレビで山神一也の整形後を予測した写真が公開される。
似ている。三人に関わった人達の中に、疑念が生まれる。

感想
犯人が誰かという映画ではない。
大切な人が、殺人犯かもしれない。
そんなはずはない。それでも疑念は消えない。
信じられるか信じられないか。何故そもそも信じたのか。
人間心理を抉る作品だった。豪華俳優たちの迫真の演技の祭典だった。
原作を読みたい。きっと映画よりも詳しく描かれているだろう。