「音楽劇　夜のピクニック」観に行ってきた

水戸芸術館まで、「音楽劇　夜のピクニック」を観に行ってきた。

音楽劇　夜のピクニック
http://www.yorupic310.com/

書籍として「夜のピクニック」および前日譚「ピクニックの準備」が存在し、じゃあ後日譚ないの？と思ったことはないだろうか？
でも、きっと作家としては「夜のピクニック」で完結してるし、望んでも叶わないだろう、
もし叶うとしても、まったく違う作家さんが、恩田陸テイストを損なわずに続編を書く、という奇跡のようなことがない限り怒らないだろう、と思っていた。

「音楽劇　夜のピクニック」は、書籍ではなく音楽劇でそれを叶えた一作品といっても過言ではないと思う。
構成としては、書籍通りの、貴子と融が主役の本編パートの間に、
杏奈と貴子の母が主役の後日譚パートが挟まる。
歌パートも自然だし歌も良いし役者陣も演技も歌もうまい。

ただ一つ、榊きょうだいの色々が原作から改変されている。
私は作品ファンであったから気にならないが、榊きょうだいファンはどうだろう？

ともかく、休憩を挟んで2時間半、間違いなく夜のピクニックの「あの雰囲気」に浸れること請け合い。
当日券も若干数あるそうなので、恩田陸ファンは行くべし。
チケット代＋往復の交通費の元は取れる。