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2016年09月20日21:40

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「朝顔と走馬燈」俳句 & 9月22(木・祝)句会募集

直近の句会情報&先月俳句です。

●9月22日(木・祝)13:30 事務所集合
●兼題:「桔梗(きちかう・白桔梗 )と、虫一切(蟷螂(かまきり)・竈馬(いとど)・蜻蛉(とんぼ))等」と2題です。(虫一切は、9月の季語の虫であればどの虫で作ってもよいです。)
●3〜7句詠んできてください。
●参加費1,000円
興味ある方はお問い合わせください。
※参加予定の方は9月21日(水)までに参加表明ください。

※この句会は3回の体験句会が可能です。
今後も継続してご参加いただけるのであれば正式に「風の道」へ
入会していただくことになります。年会費¥12,000となります。
「風の道」入会後は、風の道が発行している雑誌が毎月届きます。
また1回千円で他の支部の句会へ参加することが可能となります。
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8月7日開催の俳句です(兼題:「朝顔」「走馬燈」)

朝顔の空をまあるく切り取りし
朝顔や並んで上向くラッパかな
朝顔の鉢抱えたる小さな手
朝顔と旅の子供を見送りし
朝顔の清さに我を省りみん
今朝もまた朝顔咲きて平和かな
走馬灯祖父の残せしのどぼとけ   里沙

朝顔や藍と白との間美し
朝顔や鉢抱く子の背の小さき
走馬燈廻れる程に新たなり
振り出しに戻るのもよし走馬燈
朝顔やラジオ体操終えた子ら
走馬燈闇より深きもの照らす
朝顔やしのぶ入谷の変わり咲き    橙

朝顔や海より深き藍の色
朝顔の絞りほどけて開くまで
牽牛花朝の空気のみずみずし
走馬燈ほのかな明かり闇に投げ
去ぬる人見えぬものかは走馬燈
湯上りと香華の匂い走馬燈
朝顔のいつの間にやら咲きそろい のりこ

放つのは光か闇か走馬灯
目で追ひて時駆けるなり走馬灯
走馬灯夢を燃やして回りける
生まれたての風浴びて走馬灯
朝顔が補修せしめる垣の穴
朝顔が大地につなぐ古車輪
朝顔の実夕日捉えて輝ける     rei999

朝顔や無限の命つなぎけり
朝顔や造化の不思議ここにあり
朝顔を背負う重たさ幼き子
家端に咲く何気なさ朝顔は
靖国祭英霊の影走馬灯
幸不幸照らして走る走馬灯
朝顔や業火の広島青き空      花本

木槿咲くうどん店主の力瘤
寄席の客満員御礼木槿咲く
終戦の広報流れ木槿咲く
走馬灯戦を語る父の夢
窓に映る走馬灯の彩(いろ)めくるめく
朝顔や窓に入る陽の強さ受け
朝顔市一番いいのは売約済み  ヨッシー

白日にわたしを失う走馬灯 
音もなくにじむ涼しさ朝顔の   むっち

朝顔や快晴なりと傘開く
朝顔や今日が始まるファンファーレ
走馬灯祖霊気流となりて来ぬ
走馬灯あわひの世界駆けめぐる
障子部屋オルゴール鳴る走馬灯
朝顔や平刷毛さっと色づけん
朝顔やシロップ色に花染むる
朝顔よ浴衣絵柄によく似合う  サンダル

朝顔の軒すだれなす美容院
走馬灯スーベニールを追ひかける
回り灯籠まはれど彼岸見えざれば
朝顔の紙縒しぼりをゆるめける
走馬燈考妣(ちちはは)に会う媒を
朝顔や時空を超えて宙に伸ぶ  霧海先生
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