小説 秒速5センチメートル (角川文庫)
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映画『君の名は。』に感動して小説版も読み、勢いで『秒速5センチメートル』も読みました。
私は感銘を受けると鳥肌が立つ性質ですが、小説を読んでこれほど立ちまくるとは自分自身で驚いています。映画版で内容も結末も知っている物語なのに。
これは特別だった初恋の女の子が心に引っかかり続けた男の物語。そしてそれを吹っ切るまでの物語。
その過程が映画よりも丁重に描かれています。大人になってからの貴樹の恋愛が大幅に加筆されていて、彼の心情が良く分かります。
映画を観た時に「そこで終わりか〜」と思ったラストも、今ではこれで良かったと思えます。
でも、『秒速5センチメートル』があったからこそ『君の名は。』のラストで感動するのも確かです。
(今日、『君の名は。』5回目を観て来ました。何度観てもいい!)
小説版『秒速5センチメートル』を読んだら自分の初恋を思い出しました。
私も中学の時に好きだった子をずっと忘れられなかったな〜、と。
初恋を引きずるのは女子より男子の方が重いかもしれません。
この物語の真髄はもしかしたら女性には分からないかも。
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