中日ドラゴンズ0-4広島東洋カープ
23回戦(16勝6敗1分)
ナゴヤドーム
C|000310000|4
D|000000000|0
勝利投手 ジョンソン15勝6敗
敗戦投手 大野7勝9敗
本塁打
投手
(C) ジョンソン-今村-大瀬良
(D)大野-佐藤-小川-祖父江-小熊
※数字はマウンドにいる時点での失点(自責点ではない)。
打点
(C)石原�Ｎ詭抬�
※数字は打点。
先発、ジョンソンは序盤から落ち着いた投球を見せ7回無失点。
打線は中盤に打線が繋がり4得点も終盤にダメ押し出来ず。
終盤のピンチを凌いで優勝決定後の初勝利を飾る。
ジョンソンは助っ人投手としては球団史上最多と並ぶ15勝目。
昨年1勝しか出来なかったナゴヤドームで勝ち越しを決める。
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ナゴヤドームというと「鬼門」とシーズン序盤にも書きました。
実際それは気のせいではなく昨年が1勝11敗と大きく負け越しチームのBクラス転落の大きな要因ともなりましたし、そもそもここ10年の成績も28勝66敗4分と悲惨極まりない数字でした。
実際、今季も最初の対戦では初戦で昨年からの連敗を8に伸ばしたばかりか、3戦目には屈辱的な大逆転負けすら喫しましたが…。
結果的には、たった1つとはいえ勝ち越しに成功して有終の美を飾りました。
今日に関しては、消化試合に臨む優勝チームらしい鷹揚さがそれを凌いだのかもしれません。
先発、クリス・ジョンソンは自身にとっては来日以来初めて「自分の為だけに投げる事が許された登板」と言って良かったかと思いますが、田中広輔の2度のエラーによって招いたピンチも堂々たる投球で切り抜けるなど、まさにそれを謳歌するかのような投球。
思えば、前田健太が抜けた事で一気に質も層も落ちたばかりか、シーズン中に故障者が相次いで崩壊の危機すらあった先発ローテーションが奇跡的に耐えたのは、このジョンソンが屋台骨を支え続けてくれたからでしょう。
今日は彼のような功労者につくづくそれに報いるような機会となって本当に良かったです。
まあ、その割にはあんまり援護がなかったようにも見えますが…。
輝かしい結果を残したジョンソンは逆に立場的に微妙なのはエクトル・ルナ。
個人的には年齢や年俸との兼ね合いを考えると来季の再契約はかなり微妙で、場合によってはこれが馴染みの土地である名古屋で最後の試合になってしまうかもしれません。
しかし、彼も外国人枠の関係で助っ人野手が起用しにくい状況において、新井貴浩と四番の座を分け合う形でまずまずの活躍はしてくれたと思います。
むしろ彼の存在なくして、その後ろを打つ形が増えていた新井の完全復活や鈴木誠也の躍進はなかったかもしれません。
そんなルナも今日は慣れ親しんだ4番ではなく今季初の6番となると立場は苦しいと言わざる得ない状況。
しかし、この先のプレーオフや更にその先の試合で今一度の活躍を期待したいものです。
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