自業自得

　明日から下請けあるので先週末封切りの映画は土日を待って月曜の今日行った。そしたら、映画館は学生でごった返していた。小学生、中学生、恐らく高校生もいたと思う。
　昨日の日曜に運動会をする学校があるという情報は貰っていたのに、この事態に思い至れなかった自分が情けない。彼らにとっては今日が「初日」みたいなもんなのに。
　それにしても、「Suicide Squad」を選ぶ小学生、「四月は君の嘘」を選ぶ男子（中学生か高校生かは薄暗くてよく判らなかった）の一団。意外とみんな若いうちからいい趣味してんじゃねーか。しかも行儀も割といい。暗いうちに携帯を光らすバカは一人しか見かけなかった。

Suicide Squad＞
　squadって本当に「スクワッド」って発音するのね。スカッドかと思ってた。
　山城たつ（カタナ）役の福原かれんは日本語で喋っていた。字幕が英語しか出ないので一瞬戸惑った。頭が字幕脳に切り替わっているから日本語の台詞を日本語として受け取っていなくて最初戸惑ってしまったようだ。彼女の日本語は特に外人訛りを感じないものだったが、なんとなく「舞台の役者かな」と思わせる喋り方だった。日系アメリカ人女優だそうだ。まぁ日本が舞台でロケでもするんでなけりゃ今時わざわざ日本から役者を「お取り寄せ」する必要はないんだな。

四月は君の嘘＞
　「ちはやふる」が思った以上によかったので、広瀬すずリピート。まだそんなに経ってないのにちゃんと「かをり」に見える。役者って凄いな。って、國村隼なんか「ちはやふる」と「シン・ゴジラ」に印象的な役で出てて、そんな「役者って凄い」とかすら感じさせない、本当はそっちの方が凄いんだろうけど。
　公正の眼鏡と髪型のせいか、花江夏樹に見えて仕方なかった（アニメの時はそんな事感じなかったのに；笑）。声を聞いて顔が浮かぶのは仕方ないとしても、これは声優顔出しの弊害かも。
　椿の存在感。椿は美貌でこそかをりに叶わないが、女子としての魅力では引けを取ってはならないという難しい役。石井杏奈が好演していた。「ちはやふる」では詩暢がいた事で広瀬すずを際立たせていたが、詩暢は逆に千早より美人（それも千早と同種の残念美人）という設定だった。広瀬すずを使う時は、並ぶ女の子の選定に気を使わないといけないのかも知れない。
　キャスティングはなかなかのものだったと思う。それだけに、あやねるの椿の凄さを改めて感じた。「あんたはあたしと恋をするしかないの！」というド下手な告白（これかなり難しいと思う）も結構よかったけど、やっぱりあやねるのクオリティには届いてない気がした。
　妹が嫁いだ鎌倉周辺が舞台で、江ノ島付近の遠景とか見るとどうしてもシン・ゴジラが来そうに思えてしまう（苦笑）。