友の心が青臭い

金曜日のリリーはおかしくなってました

メリンダが前日食事に誘ってくれていたので帰宅後は近所のややリニューアルされた焼肉屋へ

リリー 腹は少しへこんたけど元々あまり膝が良くない
座敷の席だと食事が旨くなくなってしまい
リニューアルされた店内はテーブル席が増えていてリリー的には改善！

ダイエット中なので軽く頼んだ
先日まで抗うつの薬まで飲んでいたメリンダは食欲もおそらくは性欲も回復していて結構美味しそうに食べていた

そんなメリンダと入れ替わりのように元気がないリリー

ここのところの不調和を感じる自分
自分を好きになれない自分の事を
色んな意味でまた自信を無くしてて
メリンダ、君と会話をするのも少し怖いんだ

そんなふうに話した

ここで日記を書いていることも話した

話はだんだんとリリーの話ではなくメリンダの上向いてきた仕事の話やそんな話になり
リリーはずっと相談所になっていたので
良かったな！と普通に乾杯した


そして俺のほうの話になると
俺がこの状態になってるのは私のせいだと言う

それに私、元気に「なっちゃった」し


メリンダとの話は正直もうリリーの中では決着はついてる
好きなように生きて
もしも仮に全部失ってしまったり周りに誰もいなくなっても
最後に俺だけはいてやるから

そう言っていた事すら今日は撤回させてもらったくらいだ

メリンダは俺の生き甲斐にもならんし
元気の源にも今はならない
食事に誘ってくれた心配する気持ちや感謝の気持ち
あるいは同情
それらは解るが
君に俺をどうこうすることは良くも悪くももうないのだと

そして元気になった君には俺は百害あって一利もないんだよと


実際俺の苦悩を話しても
寧ろその負のオーラを貰ってしまいまた具合が悪くなりそうだと言ってた


それみたことか(汗)


堕ちてるメリンダは俺の青い部分にほだされて依ってきたと言っていた
それはなかなか的を獲ている
元気になるとその俺の青い部分は全くイライラするだけのものに変貌するのだ

暖かいと俺を形容したことがあるのは過去にふたり
青い部分こそがきっと暖かい部分なのだろうと俺は思っている

暖かいままでいてほしいと言われるが
やれやれどーしたものか
どうするもこうするも多分俺の青臭さは抜けることはないと思う

そして青臭さこそが自分の誇りであって
今感じてる不調和の原因になってるのもなんとなく解る

青臭さに誇りを持つことが出来なくなってるのだ


ブレブレのままで
せっかく元気になったメリンダをまた病ませる訳にはいかないと
痛い作り笑いと曲がった背中で胸をやや張ってみせ
もうこうやって逢うことがないようにと願いながら
テールランプに手をふったのだが


しかし
今の俺ってやつは
心配かけたりするばっかりの男なんだな

他人の心配してくれる人が沢山いるのだ
何が心配なんだろう
リリーという人間を解ってないのは
皆なのか
リリー自身なのか


酒も呑んでないのに頭がグラングランして心臓はバクバクしたな
医者も紹介してもらったが、シュミレーションしてもらったらどうってことないらしい
シ〇ブでも処方してくれるなら行くか