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2016年09月10日17:58

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シン・ゴジラ 蒲田さんの大冒険2

なぜ蒲田くんは呑川を通って蒲田に上陸したのか?

実際の景色を見ると、意外な理由が見えてきます。

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ここが多摩川の河口で、紅い線が首都高湾岸線多摩トンネルが通っている場所です。
ゴジラがここを通過した際に、数か所で浸水が発生、ラインにそって、水面に気泡が沸き上がってきています。


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河口から少し上流の多摩川です、途中、右から直角に繋がっているのが海老取川で、その川の先の方で左から(画面では上から)直角に繋がっているのが呑川です。

広い多摩川をそのまま遡上せずに、なぜ、狭い支流に入って行ったのでしょうか?

たまたま右岸沿いを遡上していたから、偶然支流にはいってしまった?
という事はなく、多摩川を遡上している時は、中央よりやや左岸寄りを通っています。
それは、尾頭さんが二足歩行を開始している事を見破った映像が、左岸から撮影されている事から判ります。

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上空から多摩川・海老取川・呑川の繋がりを見てみると、「おいらは呑川に行きたいんだ〜」という意思が無いと、こんなコースを通るとは思えないのです。

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では、呑川の何が蒲田くんを引き寄せたのか?

これも実際の呑川を見ると合点がいきました。


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海老取川と呑川が合流する部分の空撮写真ですが、狭い川の両岸に、小型の船が沢山停泊しているのが判ります。
天然の地形なのか、人が手を加えた地形なのかは兎も角、東京湾で活動する船の船着き場としては、理想的な立地になっています。
実際、周辺の他の川と比べても、小型船舶の密度が非常に高いです。

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ここを蒲田くんが遡上してくれば、押し出された船で川が溢れて、3.11の津波の時の様な光景が再現されてもおかしくありません。

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呑川新橋から、河口方向を見た風景
川岸から斜めに伸びる道路に、ビルの陰から船が押し出されてくる様子は圧巻でした。

つまり、そういう映像を作れる場所として、呑川を遡上させたかった、という製作側の意図があったと考えられます。


そして、もう一つ

ゴジラの中には牧元教授の意識・意思が、なんらかの方法で引き継がれているという事が、漠然と描かれています。
牧教授は自前のプレジャーボートを持っているのですから、それを係留しておくハーバーがあったはずで、それが呑川だったとしても不自然ではありません。
その情報が帰巣本能の様に働いて、呑川目指して遡上して行った、と考える事もできます。

つまり、牧元教授がゴジラの一部になった、という仮説を暗喩させる意味に使う事もできる訳です。


そんな蒲田くんですが、名前の由来となった蒲田で、突如上陸してしまいます!


なぜ蒲田!?


その理由がこれでした!

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京急蒲田駅邪魔!!

しかも…

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羽田線が左の道を塞いでる!!


体は大きいけど、まだハイハイしかできない蒲田くんは、これを乗り越える事ができません。

仕方がないから上陸して、一国を東京方面に進むしか無かったのです。


また、この時に京急への憎悪が生まれ、途中、北品川で京急の列車を
破壊する事で、その鬱憤を晴らすのでした。

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専守防衛の蒲田くんが、京急の列車を破壊した理由もこれで説明できました!<えぇ〜〜


そして八ッ山橋陸橋、もうすぐそばが品川駅です。

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手前にやたらと広い庭のある大きなお屋敷が見えますが、こちら三菱関東閣という三菱グループの倶楽部との事
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%8B%E6%9D%B1%E9%96%A3
昔から電車で通りかかるたびに気になってた所でした。


ここで、習志野から来て陸自の攻撃ヘリと対峙する訳ですが、逃げ遅れた住民が居た為に攻撃は行われず、品川くんへと出世したゴジラさんは、天王洲運河から離岸して、京浜運河方面に消えていったのでした。

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最後の入水地点がちょっと怪しいので、また補完しに行かないと(^^;

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