江戸時代の東海道に名産品をめぐる旅。
今回は吉田(豊橋市)の宿から二川に向かうと
火打ち坂という坂があり、そのあたりで火打ち石
が採れたようだ。
吉田の「ほくち」とともに江戸時代の火おこしには
どちらも必要なものでしたね。吉田(豊橋)の宿から
二川までというと、ちょうど豊橋動物園があるあたり
ですかね。火打ち坂というのは。その先には松明峠
(東山)です。ふもとには奇妙な形の大岩が転がって
いたらしい。
図は、火打ち坂の姥石の絵。現在の豊橋市大岩町
火打ち坂あたりだ。火打ち坂の下り口に、この不思議
な形の石があった。地元の人に聞くと、「姥石」と呼んで
いたらしい。この石は夫婦で、そばの小さな石は子や孫
だとも言われている
さて、この火打ち坂の名産が「火打ち石」である。赤石山系の
弓張山地は、主としてチャートや砂岩・泥岩などの岩石からなり
チャートは、深海で堆積した石英質の堅い石で全国に広く分布
するが、これらが火打ち石に用いられた。松明峠一帯はその産
地で、殊に火打ち坂のものは、「他に勝れたりとぞ」と記し、絵の
中でも「姥石」近くのものが、優れているという。図にも道に転がる
火打ち石を拾う旅人が描かれている。
しかし、現在は「姥石」が行方不明になっている。
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