イタリア・決勝

予選はハミルトン、ロズベルグ、ヴェッテル。
決勝はロズベルグ、ハミルトン、ヴェッテル。

ハミルトンがスタート失敗で順位を落とし、代わりに先頭に立ったロズベルグがレースをコントロールして終了。ハミルトンはタイヤを労って、ピットを挟んでキッチリ２位浮上してダメージ最小。地元ファンが怖いフェラーリは３位４位で面目を保つ。

最近は上手くいっていたので、完全に問題解決したと思っていたメルセデス（というかハミルトン）のスタートの不具合。ロズベルグとのチャンピオン争いが佳境を迎えた、今になって再び。

まぁハミルトンのファンにしてみれば、ウンザリする話なのだけれども、このまま普通にチャンピオンシップが進んでも、ロズベルグよりも安定して速いハミルトンの勝利は確実。こうやって多少の波乱があった方が、ハミルトンのファン以外なら、むしろ面白くＦ１を見られるだろうと。ハミルトンのファン以外なら。ハミルトンのファン以外なら。

ホームコースであるモンツァで機能したフェラーリ、それとは反対に機能しなかったレッドブル。コース上で結構な差がついてしまったわけで、最近続いていたフェラーリとフェルスタッペンの因縁も今回はお休み。近づかなければケンカにもならない。

まぁ一応審判がフェルスタッペンに「内々で」注意はしたという話なので、たとえ今回フェラーリと接近していたとしても、いつものようなブロッキングをしたかどうかは分からないが。

入賞は無理と悟ったアロンソ。レースを捨ててタイヤを温存して、最後の最後でファステストラップ。
まぁ確かにアロンソの溜飲は下がっただろうけれど、『それはチャンピオンシップにおいて大事なことかな』とカンテレ弾きながら問い詰めたくなった。