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2016年09月04日06:42

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能忍と名づけたてまつる

うちの娘の園は、
親同伴での卒園旅行があります。
今年の行き先は、甲賀市の
「甲賀の里 忍術村」。
http://koka.ninpou.jp/

手作り感溢れる、
かなりボロボロの施設でしたわーい(嬉しい顔)

本物の150年前の甲賀の里の
住宅を移築したという「からくり忍者屋敷」には
落とし穴・回転扉や吊天井などがありましたが、
自由に体験させてもらうことはできなくて、
係員の解説つきで見学するだけ。

体験できるのは、
「掛け軸の裏の秘密の通路」のみ。

忍法壁抜けの術!
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手裏剣投げは8回300円。

忍法手裏剣投げ!
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村内のお食事処、「霧隠荘」。
山奥の村でハマチの刺身を食べる贅沢w
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霧隠才蔵は伊賀忍者だったはずですが…あせあせ

食事の後は、忍術修行体験。

大人がやってみても、
結構ハードなアスレチック。

忍法石垣登りの術。
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忍法塀横歩きの術。
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忍法壁伝いの術。
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忍法井戸抜けの術。
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そして最難関、
忍法水蜘蛛の術。
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限界を乗り越える子どもたちの頑張りに
ハラハラドキドキで声援を送る、
企画者狙い通りの感動展開となりました。

そして甲賀忍術博物館では
秘伝の忍具や巻物を見学。

忍者の手裏剣というのは、
仏教に起源があったんですねえ。
これは知りませんでした。
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古代インドで武器として使われた
独鈷(どっこ)・三鈷(さんこ)や法輪などが
仏教に取り入れられて法具となったのですが、
それが日本に伝わり、再び武器として
発展を遂げたのだそうです。

武器を取って殺しあう必要のない
明るい平和な未来を、子どもたちに
残してあげたいものですね。

『四恩抄』(しおんじょう)に曰く、

「此の世界を娑婆(しゃば)と名づく、娑婆と申すは忍と申す事なり。故に仏をば能忍(のうにん)と名づけたてまつる。」

(仏典では、この世界の名前を「娑婆」と呼ぶ。
娑婆とは「苦しみを耐え忍ぶ」という意味である。
だから、仏様の別名を
「能忍」=能(よ)く耐え忍ぶ者、と
お呼びするのである。)

『立正安国論』に曰く、

「夫(そ)れ釈迦の以前仏教は其の罪を斬ると雖(いえど)も能忍の以後経説は則(すなわ)ち其の施(せ)を止(とど)む」

(釈尊が出現される前の世界では
邪教・悪思想の徒を討っても
許される場合があったが、
能忍=釈尊の出現以後は、
相手を殺すのではなく、
「布施をしない」という方法で対峙するのが
仏教徒の取るべき正しい道なのである)
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