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2016年09月03日22:23

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SMAPの解散とこち亀の終了。

「こち亀」200巻で連載終了が決定 40年の歴史に幕
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=4175236
どちらも、国民的、長寿、永遠に無くならないものだと思っていた、という共通点がある。

こち亀は、スタートはリアルな画風で、70年代アメリカ映画の大ヒット作品、あの『ダーティ・ハリー』のパロディだったのだが、やがてもっとマンガ的な画風へと移行し、ただのギャグマンガから、高度情報化時代をいち早く先取りし、最新流行のファッション、ツール、文化についてのウンチクの豊かさと、それを公務員でありながら金儲けに走り、自滅していくというおなじみのパターンをくりかえすことになる。これをマンネリというのなら、同じく長寿劇画の『ゴルゴ13』も同様だろう。

私は、こち亀とゴルゴはメダルの表裏、という日本男子のヒーロー像をレビューに書いたのだが、どちらも戦後の日本文化を、その深層まで含めて代表しているのだ。

なぜ終了するのか?もちろん作者の思い、やりきった、という思いからなんだろう。

というか、とっくに私たちは、両さんが体験する数々のサプライズ、アクシデント、ハプニングが、よりリアルに、現実に、たとえばポケモンGO!で私たちのそぐそばにあるのだ。

そういう、もはやフィクションを超えた世界に私たちは生きているのだ、そうなればこち亀が喚起力を失うのも当然だろう。

そういう現実がフィクションを超えた世界とは、そこに生きている生身の人間、私たちにどれだけのストレスを与えるのか?それが最近の異様な事件の正体ではないのか?





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