体操チャスラフスカさんが死去
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4170138
若い人は知らないよねえ、ベラ・チャスラフスカ。
東京、メキシコと2大会連続個人総合優勝をした、女子体操の名花。
彼女の時代くらいまでかもしれない。女子体操があでやかだったのは。その後は幼く小さな体の女子選手たちが、跳んだり跳ねたりと言う感じになって言った。
彼女の優勝から8年後、モントリオールでナディア・コマネチが世界に衝撃を与え、その8年後、ロサンジェルスでメアリー・ルー・レットンがゴムまり娘と呼ばれ、違う次元の衝撃を与えるのだが、いずれも優美さと言う点で言えば、チャスラフスカの足元にも及ばない。
メキシコは直前に「プラハの春」と呼ばれたチェコスロバキア民主化運動に対し、ソ連が軍事介入をした事で、当時、女子体操でチェコと争っていたソ連に対しては、徹底的なブーイングが浴びせかけられた。その中で、チャスラフスカらチェコの選手たちは、華やかさが求められる体操なのに、黒いタイツで出場し、抗議の姿勢を見せたのも忘れられない。
どうやらその後、ソ連の弾圧下でかなり苦しい時期を過ごされたようだが、チェコ民主化後は体協の会長などで活躍されていたと言う。
優雅な女子体操の象徴のような方だった。どうかゆっくりとお休み下さい。ご冥福をお祈りします。
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