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2016年08月29日18:44

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和と積が等しくなる数

さっきの計算をしていた時、漠然と2と2というのは、和と積が等しくなる数だということを再認識した。

このような整数のペアは0と0、2と2以外には無いはずだが、ちゃんとそれを証明できるかと考えてみた。

和と積が等しいということは、a+b=abであるということ。

この式を変形すると、ab−a−b=0 更に変形して ab−a−b+1=1 つまり、(a−1)(b−1)=1

つまり、和と積が等しい整数を求める問題は、掛けて1になる数のペアを求めて、そのペアに各々1を加えるという問題に還元できる。

この場合、どちらかが0なら掛けた結果も0になるし、それを除いた場合、どちらかの絶対値が2より大きければ、掛けた結果の絶対値も2より大きくなるので、結局絶対値が1のものしかあり得ないということになる。

つまり、掛けて1になる整数のペアは、1,1と−1,−1のみである。

よってそれに1を足せば、和と積が等しくなる整数のペアは、0,0と2,2しかないことが分かる。

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この問題は、整数に限定しなければ無限に解を持つ。

要するに逆数の関係にある2つの数を採って、それに各々1を足せばそのようなペアを作り出せる。

例えば2,1/2を使うと、3,3/2というペアができる。小数で書けば3と1.5である。実際、
3+1.5=4.5
3×1.5=4.5

これを3,1/3を使えば、4,4/3というペア。実際、
4+(4/3)=(12+4)/3=16/3
4×(4/3)=16/3

また、−2,−1/2を使えば、−1,1/2というペアが出来る。小数で書けば−1と0.5である。実際
−1+0.5=−0.5
−1×0.5=−0.5



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