激突！キリゾーｖｓシン・ゴジラ

昨日、ついに期待のシン・ゴジラを鑑賞してきた！

なかなか！かなり面白い映画だったが！
もうちょっと細かい感想！

今回はネタバレ含み！








そんな感じのシン・ゴジラ。
期待通りの大ヒットらしいね！
実に喜ばしい！

んで。
どんなゴジラだったかな？と言うと・・・

今回のゴジラはドンドン進化していく超生物って設定。
最初は陸上に上がったばかりの両生類みたいな形状。
特徴的な背びれで辛うじて「ゴジラかな？」と思わせる程度のゴジラっぷりだったが・・・
東京に上陸し、色々な環境を体験することで急激に進化を繰り返し、二足歩行→おなじみシン・ゴジラに進化するってワケ。
シン・ゴジラの造形に関しては色々好みがあるかと思うが・・・
個人的には、まあ、いいかな。
程度だ(笑)
やっぱり個人的には平成ｖｓゴジラシリーズのゴジラが俺の中でのゴジラ像かな。

ストーリーに関しては・・・
「明日、ゴジラが東京をせめて来たらどうする？」ってＮＨＫのシミュレーション番組みたいなノリです(笑)
常軌を逸脱した事象に対してなかなか迅速な対応ができない政府や日本の政治システムを批判してみたり。
アメリカや諸外国と日本のビミョーな関係を描いてみたり・・・
まあ、結構政治的なお話も。
ここら辺はちょっと大人の日本人向けって感じです。

個人的には・・・
ヒジョーに残念なんだが、石原さとみの役がよくなかったかなあー
石原さとみは美人だとは思うんだが・・・
申し訳ないが、芝居が軽すぎて、２０年以内に最年少の女性大統領を目論んでいる有能な政治家には見えなかったかなあ。
これだったら主人公と同世代のアメリカ人男性をアメリカサイドの主要キャラにして、二人のアツい友情で新たな日米関係を匂わせた方がアツかったのかなあ、とも。

突如出現した国難に対して文字通り国家総動員で挑むシーンはなかなか！
日本人的にはアツいモノがあったね！

まあ、概ね満足だった！

だが！
唯一！
非常に大きな不満がある！

ゴジラの熱戦が紫色だった事だ！
何故、紫にしたのか？
庵野監督ほどのゴジラをよく知る人物だから、何か大きな理由があるに違いないが・・・
その理由を劇中でまったく触れなかったので、これは改悪と思います。
ゴジラの熱戦と言えば、青！
これは譲れないと思うんだよなあ・・・

まあ、不満はこの点位かな。
概ね、面白い映画だったと思います。

最近制作されたゴジラの映画は２本。
今回のシン・ゴジラとアメリカのギャレス監督版のゴジラ。

どちらもゴジラに深い理解のある日米の監督がメガホンを取った映画だが・・・
庵野監督のシン・ゴジラは庵野さん程の曲者（失礼？！）が制作したにしては、意外と正統派なゴジラ。
ギャレス監督の映画は、ゴジラに対するリスペクトにあふれた、アメリカ風味の正統派ゴジラ映画だった。
どちらが、優れたゴジラ映画だったか？と言われたら・・・
なかなかに甲乙つけがたい、どちらも面白いゴジラ映画だった。

では、どちらが優れた映画だったか？
と言われると・・・
日本人、成人向け感の強いシン・ゴジラよりも、ギャレス版ゴジラの方がユニバーサル・デザインの映画かもしれないね。

なかなかに、奥が深い。
これぞ、ゴジラです。