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2016年08月25日17:44

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夏のバカンスは直島で

8月13日(土)
相方の父方の墓がある香川県直島に行く。港の休憩所でうどんを啜り込んでから、相方の叔父さんにお願いしてお墓参り。相方の父方の本姓は「藤原」だが『直島町史』で調べると直島の藤原家は純友の家来の子孫だそうで、そうか、平安時代まで遡ると私の御先祖とは海賊の同業者か(一応、北部九州を本拠とした原田水軍の末裔)。

ベネッセハウスに宿泊。ここにはテレビがないしパソコンも持ってきていないのでじっくりと休養することに。持参した書籍は小林泰三『クララ殺し』(クララさん初登場シーンがアルプスの山中で車椅子に乗って、って小林先生、読者を騙す気満々。『アリス殺し』の続編だが後から『アリス殺し』を読む人を騙すための仕掛けがちゃんと仕込まれているw)、ジャック・ヴァンス『宇宙探偵マグナス・リドルフ』(名探偵物というよりピカレスク、特に「ユダのサーディン」の凶悪なオチは絶品)、ロード・ダンセイニ『ウィスキー&ジョーキンズ』(アシモフ『ユニオン・クラブ綺談』クラーク『白鹿亭綺譚』の元ネタ!)、三橋一夫『魔の淵』(探偵作家の三橋一夫と健康法研究家の三橋一夫って同一人物だったのか)。
 まずは直島銭湯で一汗流す。前からあった銭湯を改装した建物なので観察しているとあちこちにトマソン的構造が残っていて新たな発見多数。
http://benesse-artsite.jp/art/naoshimasento.html
宿に戻り、夕刻には2人で海岸のテラスに出てシャンパングラス片手に夕日を見る。目の前で何度も魚がはねててこのあたりの海の豊かさを感じ入る。宿に併設されたフレンチレストランで夕食。部屋に戻って就寝。

8月14日(日)
宿の近くの海水浴場に行く。アートフェスティバル期間中は世界中から観光客が来るので直島の海水浴場の日本人比率はワイキキビーチより低そう
海の家のカレーで昼食。部屋で一服してからベネッセハウスミュージアムに併設された和食レストランで夕食。宿に戻って就寝。

8月15日(月)
午前中は地中美術館を見学。モネの睡蓮を下から見上げると水中から水面を見る魚の視点になることを発見。
http://benesse-artsite.jp/art/chichu.html
午後から海水浴場に行き、海の家のカレーで腹ごしらえしてひと泳ぎ。予約を入れておいたイタリア料理店イル・マーレ・インテルノ・ディ瀬戸にバスで移動。

http://www.naoshima.net/foods/detail/?lang=ja&foods_id=102

目の前の畑でとれたての野菜と漁港から揚がってきたばかりの魚を味わう。迎えの車を読んで宿に戻る(直島にはタクシーは一台しかないので帰りがおそい旅行者は宿から迎えに来てもらうことになる。なぜ自家用車で来る客相手に島内の居酒屋の商売が成り立っているかは永遠の謎)。

8月16日(火)
宿をチャックアウト、夫婦で直島に来た以上、ここを寄らないでは帰れない007「赤い刺青の男」記念館を見学
http://www.007museum.jp/
http://www.another-tokyo.com/archives/50531021.html
ここでの愉しみは館内で流しっぱなしの「直島より愛をこめて」(香川県知事、直島町長、ベネッセ会長ら豪華出演陣による海賊版007映画)、そうか、香川でのボンドさんの愛車はBMWでもアストンマーチンでもなくマツダレンタカーだったのか(でもナンバープレートには工夫)。
港でうどんを啜り込んで広島への帰路につく。




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