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2016年08月25日00:04

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四半世紀の時を超えて(カープ2016)

読売3-7広島東洋カープ
20回戦(カープ9勝11敗)
東京ドーム

C|000014020|7
G|000200010|3

勝利投手福井4勝4敗
敗戦投手菅野7勝6敗

本塁打
(C)安部5号
菊池12号
(G)阿部10号②

投手
(C)福井②-今村-ジャクソン①-中崎
(G)菅野-戸根-西村-山口
※数字はマウンドにいる時点での失点(自責点ではない)。

打点
(C)安部①田中①丸②松山①鈴木①菊池①
(G)阿部②
※数字は打点。
先発、福井は3回に被弾もその後は凌ぎ6回2失点。
打線は序盤、好機すら作れない展開も福井の2塁打から6回に逆転に成功。
中盤の集中打で逆転勝利。
25年ぶりに優勝マジック「20」が点灯。
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優勝マジック「20」が点灯。
これまで出来るだけ優勝云々という話を避けてきた私ですがさすがに、そうも言っていられなくなりました。
しかしまず、この項を考えるうえで困ったのはカープに優勝マジックの扱いをどうするかという事でした。
そもそも、この日記をつけ始めた当初からこんなチームに優勝マジックが点灯するなんて考えすらしなかったぐらいですから…。
従って、スコアの部分のどこにその事を書こうかすら非常に迷いました。

試合開始前のアトラクションで行われたカープファンと読売ファンの子供たちによるリレー対決でのカープファンの圧勝はこの結果を予見していたのでしょうか？
この日より前に、カープというチームに優勝マジックが点灯した25年前、私は9歳でした。
試合終了後に談笑した親子連れにお子さんの年齢を訪ねると「12」と答え、お父さんは25年前は20歳だったと答えました。
それだけの長い月日を超えて、漸くこの時がやってきたと思うとその費やした歳月の重さに圧倒される気持ちです。

試合自体は非常に重苦しい立ち上がり。
昨日の貧打と菅野智之対策としてか、新井貴浩、ブラッド・エルドレッドを外して打線の中枢に松山竜平と天谷宗一郎を投入するという打線の陣容。
その後に好調の鈴木誠也と安部友裕を擁しているとはいえ、明らかに迫力不足に見えるこの組み方は良く言えば野心的、悪く言えば無謀に見えました。
案の定か、天谷は機能せず必ずしも目論見通りとはいえませんでしたが、ここまでマークに苦しんできた1番から3番が繋がったのを始め、4回までに7三振と歯が立たなかった菅野を攻略する事に成功しました。
逆転以降の追加点の場面で天谷に犠打を徹底させなかったのは明らかな失敗でしたが、それを相手の捕手がエラーで帳消しにするという僥倖もありました。
しかし、それを呼び覚ましたのは途中で打球が膝に直撃するというアクシデントにも関わらず安定した投球を見せ、自ら2塁打で逆転の呼び水にもなった福井優也の奮闘でしょう。
しかし、明日の先発は到底QSが困難な九里亜蓮。
もう何度も何度も書いている通り、今日のようにいつまでも投手が頑張ってくれるという甘い展開ではなく序盤から主導権を握る試合を期待したいものです。
それが出来て初めて優勝云々を語る資格が出来るというもの。
その事実の前ではまだまだ優勝マジック点灯とは些細な事なのです。

…とはいうものの、嬉しいですね。
多くのカープファン同様私も、ドームから自宅に帰る際は夢遊病同然の浮かれようでした。
まあ、今日は素直に喜びましょうか…。