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2016年08月24日18:14

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福祉タクシーの運賃

車椅子のまま移譲できるタクシー、いわゆる福祉タクシー(介護タクシーとも言われます)には公私ともにお世話になっています。通勤については後述しますが、どこか一人で旅行をする際はよく利用しています。

福祉タクシーは普通のタクシーと違って、介護料という謎の料金がプラスされることがあります。仙台などでは1回500円。東京では1000円だったり、2000円くらい取られる場合があります。そして取らない福祉タクシー会社もあります。介護料の有無で、サービスが違うことは全くありません。介護料があるからといって手厚いサービスがあるわけでもなく、介護料がないからといっておざなりな事しかしないわけでもありません。いずれも車椅子をタクシーに乗せて固定し、着いたら下ろしてくれるという流れに変わりないんですよね。

岩手県では介護料を取らない会社が多いので、例えばライブビューイングが仙台と盛岡であった場合、介護料を取られない盛岡の方がお得なので、去年はよく盛岡の映画館で月刊TAKAHASHIのライブビューイングを見ていました。でも、その盛岡でも介護料を取る会社が増えてきているそうです。

そして昨日のボイスでも書いたように、近距離の場合は時間制になって3000円というような、ぼったくりじゃないかと思う介護タクシーもあります。

ここはホームページに「料金は距離制と時間制があり、近距離の場合は時間制になります」と書いてあったのでまだ良いんですが、その前に電話した会社はもっとひどかったです。

そのやり取りを

私「9時半にホテルから◯◯までお願いしたいんですが」
タクシー会社(以下タ)
「あ〜その時間予約が入ってるんですよね。3000円いただければ一台配車できますが」
私「でしたら午前中のいつなら予約が空いていますか?」
タ「3000円いただければご希望通りの時間にお迎えしますよ」
私「3000円は高いんですよ。なので空いている時間に」
タ「あ〜そうですか。それでは…ガチャ、ツーツー」…と、
電話を切られてしまいました。

こちらが近距離だと分かるとこの態度でした。ホームページには介護料無料と謳っています。

東京の福祉タクシーはこういうところばかりなんですよね。夜中、赤祭の帰りは8000円介護料を取られたこともあります。いくら深夜料金とはいえ、これもひどいです。

実は普通のタクシーの場合、車椅子から車までの移乗とか、車椅子をトランクに積むなど福祉タクシーより手間がかかるのにもかかわらず、運賃しか取られません。なら普通のタクシーを使えばいいと思われそうですが、普通の運賃だけなのに色々お願いして申し訳ないという気持ちと、やはり車椅子のまま乗り込める方が楽なので、福祉タクシーを使うんですよね。特にご高齢のドライバーさんに、私を持ち上げてもらうのはお互い危険ですし。

昨年、デカレンジャーの新作の試写会のときに料金が安くて親切な福祉タクシーさんがあって、今年の2月にGロッソに行った際もお願いして利用させていただいたんですが、今回電話をしたらつながらなかったんですよね…辞められたのかなぁ(T_T)

移動に電車を使えばもちろん安いんですが、ホテルから駅、駅から目的地までの移動は自力で行わなければならず、私はよっぽどいい道でないと一人では無理なんですよね。だからタクシーを使わざるをえません。

なんで東京の福祉タクシーは高いのでしょうか。

1、電車文化なのでタクシーをあまり使わない。
2、高齢者がメインなので、幾らかお金を持っている。
3、福祉タクシーしか移動手段がないお客相手だから、足元を見ている。

3番だったら悲しいですよね…

福祉サービスに移動支援というものがあります。移動が困難な人を対象に、通学、通勤を除く社会活動の参加を支援するためのもので、車椅子を押してくれたり、目が不自由な人の手を引いて歩いたりします。私も利用できますが、その際、岩手からついてきてもらうことになるんですよね(^_^。サービス利用は安価ですが、新幹線代、宿泊費、食費もすべて私持ちです。東京の障害者は移動支援を利用して電車で移動するから、タクシーはほとんど利用しないのかもしれませんね。

先ほどの移動支援の説明ですが「通学、通勤を除く」ってありますよね。これが大問題なんです。通学に移動支援を使えないから、両親が送迎しなければならない障害児が多いですし、通勤も移動支援が使えないから、働きたくとも働きに行けない障害者が多数います。私は今、父が元気ですし、福祉タクシーも介護料を取らないところを選んでいますから通勤できますが、いつまでも父に頼れず、そしていつまでも地元の福祉タクシーが介護料を取らないとは言い切れません。私が通勤できるタイムリミットは迫っているんです。

免許を取って…なんて考えたこともありますが、取るためには合宿免許で、合宿の間の介護を誰がしてくれるのか、いくらかかるのかを考えたら現実的ではないと悟りました。

パラリンピックが始まり、障害者の力強いプレーが見られるようになると思いますが、運動が自由にできる障害者はごくごく一部、しかも先進国のみという現実もあるんですよね。目立つ部分ばかりに目が行きがちなのは周囲が見えなくなる危険があるんですよね。

私ももう、一人で出かけることは今後、大幅に減らさないといけないかもしれません。
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