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2016年08月24日13:33

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君の愛のために・・・

ハーモニカ奏者のToots Thilemansが亡くなった。
享年94歳・・・大往生だわ。
ベルギー出身の彼は最初はギタリストとして渡米。
憧れのCharlie Chrstianの下で修業し、
Charlie Parkerのバンドに加入。
ところが若いころに結核に罹患し、
その療養生活の間にハーモニカを覚えたと言う。

フォト


間違いなくクロマチックハーモニカの第一人者。
Jazzの世界だけでなく、
広くPopsの分野でも数多い名演を残した。
Jaco PastouriousのBig Bandや
Bill Evansとの名盤!
ヨーロッパのMusicianとの共演作や、
Brazilian Projectも記憶に残る。

高難度のクロマチックハーモニカを難なく操り、
美しい音色でその技巧を感じさせない。
歌心溢れるメロディーに独特のためとフレージング・・・
まさにOne and Onlyな彼のプレイは、
世界中で番に愛され続けた。
その笑顔と人柄も魅力であったと言う。

僕自身はソロではステージに接することはなかったけど、
80年のQuincy Jones Orchestraでの圧巻のステージ!
お馴染み”Roots"のテーマからアイアンサイドのテーマへ〜
あのおt気のオープニングは今でも覚えてる。
Whats Going OnトBluesetteでのソロ。
いやぁ懐かしいなぁ・・・

そしてJacoとの競演と言えばやはりこれ・・・
永遠の名曲”Three Views of A Secret”


ブラジル音楽にも造詣が深く、
若いころのエリスレジーナとの共演アルバムは、まさに名盤だろう。

口笛とギターが冴える若かりし頃のEris Reginaとの競演


エリスと言えばやっぱりこれ〜
”Wave / Eris Regina with Toots Thilemans"


希有なるMelody Maker Ivan Linsがまだ無名だった頃、
Quincy Jonesが取り上げて一気に有名に〜
そのきかっけは間違いなくトゥーツによる見事なハーモニカプレイ〜

”Velas”


ちなみにのちに2作出したBrazilian Projectのアルバム。
豪華なブラジルのミュージシャンたちとの共演作だが、
こちらでその模様がライブで見られます。

Brazillian Project Live!


バックも超豪華!
これは必見!

でも僕の中での彼のイメージは・・・
ズバリ!この1曲に尽きる。
中学生の頃に聞いたポールサイモンのアルバム・・・
フォト 大好きな名盤¡”時の流れに”の中での1曲。
その名も”君の愛のために・・・”
名曲ぞろいのこのアルバムの中でも、
その切ない歌詞とメロディーが胸を打つ。
後に彼自身もBill Evansとの共演作でカバー・・・
フォト お気に入りの曲だったに違いない。

”I Do It for Your Love/ Paul Simon”


Toots Thilemans・・・まさにOne and Only.
ご冥福をお祈りいたします。
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