日本刀に興味を持つきっかけになったのが、「鎧通し」と言う短刀です。
名古屋市の「徳川美術館」で４年ほど前に「名物刀剣展」が開催され、学芸員さんが現在の「刀砥ぎ師」の方に対して話された事をそのまま疑うこともなく、ブログに掲載したところ、「刀砥ぎ師のハシックレ」と名乗る方から「伝統に基づいて砥いでいるのにいい加減な掲載するな」とお叱りを受けました。
人から聞くだけでなく実際に現場を見なくてはいけないとつくづく思い知らされ、岐阜県関市の日本刀専門店「Ｎ」の社長さんから、日本刀のイロハを教えて頂きました。
結わく付きの短刀がこの「鎧通し」です。
右腰に柄を下に差し、その名の通り、馬上や地上での取っ組み合いの際、相手の鎧の小札（こざね）を結ぶ威し（おどしー紐）の間に突き刺し、致命傷を与えたり、首を刎ねたりします。
このたび手に入りました。
時代：室町後期
長さ：２０．３��
反り：無し
銘：兼元（関の孫六）
特徴：小塚の穂に、駿河守□□道の銘あり・目釘が桃の形をしており、左右に「親」と「氏」の銘あり。
身幅（はばきの部分）：２．３��
横手の部分：１．６��
身の厚み０．９�僉�
普通の短刀
時代：江戸
長さ：２５．３��
反り：０．３��
身幅：２．８��
横手の部分：２．２��
身の厚み：０．７��
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