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2016年08月21日22:37

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ロックTシャツって流行ってるの?

音楽知らないのにロックT着用はアリ? ファッション誌の特集にファン怒る
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=58&from=diary&id=4151105

このニュースで昨日つぶやいたんですが、実際にこの雑誌をちゃんと読んでみてどういうことが
書いてあるか把握出来ました。

ロックTシャツにプリントされたアーティストのことを知らずに着るのはどうなの?という
問いかけがされている記事なんですけど、僕も人が何を着ようが基本自由だしロックは本来
個性や自由を尊重する音楽だったので、デザインが気に入れば着てる本人が何を着ても
構わないというのが正論ではあると思ってはいます。

しかし僕はロックバカなので、出来れば知っているもしくはそのアーティストのファンであれば
尚のこと嬉しいと思う側ではあります。


自分がつぶやいたのはロックTシャツって売ってる場所がかなり限られているし、結構良い
値段がするので、基本音楽に関心がない人がデザインが気に入ったとしても手に入れるのは
意外と難しいのでは?という意味合いのことを書きました。

ライブ会場やロックのTシャツなどを扱っている専門店などで買わないと簡単に買えないのに
興味ない人がそんな場所にほんとにわざわざ行ってるのか甚だ疑問でした?

でもこのファインボーイズという雑誌を読んで納得したのは、この本は本来的なロックTと
ファッションブランドが制作したオリジナルTシャツとがごちゃまぜになっている文章だったん
ですね。
このミクシーのニュースの書き手もその辺がわかってない人が書いてるのも理解出来ました。

ファインボーイズで取り上げられている細身のモデルさんがカッコ良く着こなしているTシャツは
アーティストのオリジナルTシャツではなく、全部ではありませんが、ラッド ミュージシャン原宿
というファッションブランドが創ったブランド物のロックのアーティストがプリントされている
オリジナルのブランドTシャツでした。

この写真のピストルズのジョニー・ロットンのTシャツは1万1000円もします。
ライブ会場で売ってるアーティスト公認のTシャツなら相当高い物でも7、8000円ぐらいでしょ?
なので他のページに載ってるお洒落なファッションと一緒で違うのはロック関連の絵柄が
プリントされている物を着てるモデルさんの一ページというだけです。

こちらの雑誌がラッド ミュージシャン原宿さんを推してるのか宣伝したいのでお金が動いている
為か僕にはそこまでわかりませんが、色々な洋服が紹介されているファッション雑誌の高々
4ページに過ぎない扱いでした。


それだとロックTを着てる云々というのは話しが変わってきますよね?
僕はファッションにかなり疎いので、このブランドの洋服屋さんなんか全然知りませんでしたが
デザインがカッコ良いなと思って、この洋服屋さんに足を運んでいるお客さんの中には気に
入って買っている人も当然いると思います。プリントされたアーティストのことなんか興味
なくてもね。

しかしこの特集で紹介されているのが、ブランド物のこういう高級なシャツではなく小さい
写真でプロのモデルではなく、素人らしき(読者モデルって言うの?)人の写真も数枚載って
います。
そこでは普通のロックTシャツを着た男の子が至って普通のジーンズを穿いて写っています?

小ぎれいにまとめたとかアジのあるスパイスをみたいなファッション誌的な言葉が並んで
いましたが、こんなロックTにジーンズなんかお金ない浪人生の頃何十年も前に僕は散々
着てましたよ。

自分はお洒落なんです。何十年も時代を先取りしてたんです!とかそんなことが言いたい
訳ではもちろんありません。そんなカッコして街を歩いても人から変な服着てるなあ?という
視線が痛いほど自分に向って刺さっていたことなんか昔は1回や2回じゃありません。


90年代にニルヴァーナやパール・ジャム旋風が起きた際、グランジという流行語が一人
歩きしてヨレヨレの汚らしいとされた服装がヒップで最先端なファッションだとされた時代が
ありました。当の本人達、シアトルのグランジ勢と括られていた若者達は自分達はあまりにも
お金がなくて着る物が買えずくたびれた格好をしかたなくしていたのにそれが流行の最先端
のように祭り上げられて絶句したというのも有名な話しであります。

ファションや流行なんて何がトレンドになるかわかりませんし、10年周期ぐらいで同じような
格好が流行ったりすることも多々あると聞いたことがありますが、僕は目立つロックTシャツを
着て電車の中でもジロジロ見られながら西新宿を徘徊しては同じような格好をしている
お仲間さん?達を見かけると自分みたいな変わり者もたまにはいるんだな、うふふなどと
心の中で笑ったりしてたぐらい世の中からマイノリティーなダサイ奴だと周りからは見られて
いただろうこともバカじゃないので、十分わかっています。


最近は街中でラモーンズのTシャツなどを着てる若い子はよく見かけます。
興味があって着ているのか否か僕には知る由もありませんが、僕が若い頃と違って確かに
ロックTシャツを着てる人は多くなっている印象はありますね。ロックが浸透してきたのか
たまたまお兄さんお姉さんのお下がりを着てるのかデザインが気に入って買ってみたのか
ファンなので自分で買ったのか当然不明です。


繰り返しますが何を着ようがその人の自由なので、どんな服を着ても良いのですが
僕はロックTシャツはアーティストが好きで憧れているから着るのであって、ファッションとして
センスがありカッコ良い身なりをしているという意識で着るような感覚は微塵もなかったので
正直時代のあまりの移り変わりに驚いています。


今回ラッド ミュージシャン原宿というブランドを知って勉強にはなりました。
このお店のHPを覗いてみたら確かにカッコ良いTシャツがわんさか売っています。
しかし本来的な意味でのロックTより遥かに高いTシャツにお金を出そうと思うほど僕はブランド
志向ではないので、正直今後このお店のTシャツを購入する可能性は著しく低いと言わざるを
得ません。

僕が貧乏だからかもしれませんが、ユニクロでもロックのTシャツって売ってますけど
ラッドさんの値段出したら下手したら3枚ぐらい買えますよ?


洋楽のロックは年々CDも売れなくなってますしロック自体が衰退化してるのはよく耳にします。
僕みたいなロックバカはそういう状況を非常に残念に思っているので、きっかけは何でも
良いので若い人がロックを聴く機会の一つとしてこのロックTシャツが機能すれば幸いだと
プラスに考えるようにしたいです。


でもね。ロックのTシャツを着てる人がいると好きなの?って嬉しくなっておっさんは聞いて
みたくなっちゃうのよ。知るかボケ!キモイおっさんだなと思われるかもしれないけどね。
古い考え方かもしれないけど僕みたいな連中は好きだから着てるのよ。
わかんねーーだろうなあ。

漫画のワンピースで例えると海賊旗が信念の象徴だとし、ルフィが何よりも大事にしてる
場面があるんだけど、そういうニュアンスに近いのね。あ!また暑苦しくてダサイって若い子
に言われるわね。ぎゃはは。
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