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2016年08月21日07:15

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伊丹

朝っぱらから近くに留まった一匹のアブラゼミが喧しいほどに鳴いております

数年を地中で過ごしてお天道様を拝めてひと安心したら二週間で土に戻る宿命の蝉に六十数年も生き長らえてるアタシが掛ける言葉もございません

今朝は日の出前の朝焼けがとても美しかった東の空でございましたものの朝陽が顔を出したら暑過ぎるのでスゴスゴと退散いたしました

今日も暑くなりそなと云うより暑い一日になる定めの相模ッ原でございます

ところで随分前に北本のカズヨにメールで残暑見舞いを出しておりましたが漸く返信に気付いた今朝でありました

この国ではお盆の時期に里帰りする風習が今もございますが遥々と長州とかまでの親子四人の帰郷は膨大な交通費が掛って大変だわね

小金持ちの血筋の家に限って田舎らしい風習ってのを今でも大事にしております故に埼玉のヘタな田舎者には現地縁戚との対応も大変でございましょう

それにしても遠く離れた地に田舎があると云うのは羨ましいわと思いますのは隣の芝生は青い根性でありますかな

それはそれとして二日連続の引き篭もりをしてたアタシは今まで気になってたのに気になるまんまにしてた映画を数本も観れたので万々歳でございます

「お葬式」の面白さに伊丹十三の才能を神格化するほどのアタシなんだけれども彼が最も評価された作品は観ず仕舞いで生きておりました

「マルサの女」に「ミンボーの女」なんてのは評判に違わず大した魂消た作りで権力側に立ちながら横暴な権力に立ち向かう面白さ抜群でございます

ところが「スーパーの女」はイケマセンわね三十年以前からダメダメになってる和製テレビドラマと変らぬ主題展開作品も伊丹作品にはあるんですわ

一度見た限りであります故に詳しくは後日でございますが三十年は昔の評判作を今頃初めて観て評価するアタシってのもナンでございますな

脚本監督の伊丹十三の才能を改めて噛み締めた作品は86年の「タンポポ」でございまして凄過ぎますわよ彼とそのお仲間達はってな感じ

彼は女の問題で自殺したコトになっておりますがマルサやミンボーでヤクザと街宣右翼に黒幕の政治家にあれだけ切り込めば危ないのは判ってたハズ

ハズとかタラレバは事象を語るに堕ちたでございまするが警察権力の捏造は昔から云われておりまして現在では何件もの嘘が暴かれてもおりまする

謝れば幕引き解明は有耶無耶が罷り通る世の中は昔から在った悪習でございます故に貴重な映画であり惜しい人でございます伊丹十三

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