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2016年08月17日22:49

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夏の散文

（夏の景色を思い浮かべたので、記しておきます。）


真夏の日差しの中
少年は気だるげに俯いて
左の手と右の手を重ね合わせている



溶ける夏
蠢く夏
少年の水晶の眼球の底で・・・



夏に召喚された蝉が
明け方に崩れてゆくと
秋の手が伸びてくる


ビスマス結晶が林立する
鉱石世界で
僕は迷子になる





（最後のビスマス結晶の一句は夏ではない気がしますけど、ご愛敬で・・・）
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