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2016年08月15日23:06

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映画鑑賞【帰ってきたヒトラー】

ハイル・ヒトラー!手(パー)

フォト

「帰ってきたヒトラー」を観てまいりました〜

物語は・・・
現代(2014)にタイムスリップしてきたヒトラーが、モノマネ芸人か役者と勘違いされながらも人々に影響を与えていく・・・

大雑把に言うとそんなトコですw

ちなみに「ハイル」とは「万歳」であると理解して大体オKらしいです。


ネタバレも何も無い感じなのでそのまま内容と感想をば。

「ヒトラースゲ工エエェェ(°д°)ェェエエ工ー!!!!」

タイムスリップネタとなると、大体、
過去から来るか、未来から来るか。はたまた現代から遡るか現代から未来に行くか。



(・・・「現在・過去・未来」と言われるが、

「現在」とは、ほんの一瞬でしかない。とても儚いものなのです・・・)




遡るタイプは大体過去に戻るから大したことは無い。というか歴史を変えなければ大体問題無い。
大体の人は歴史を学んでいるからだ。

主人公が織田信長が本能寺で死んだコトを知らない「信長コンツェルト」は言語道断だった。
DQNにもほどがある。

今回のヒトラーは過去から現代に来るタイプ。
で、過去から未来に行ってしまう場合は、大体いろんな物事が発達しすぎていて混乱するタイプが多い。

だが、コレが70年とかビミョーな年月なのがポイントだろう。

ヒトラーも最初の数時間は混乱するが、新聞の日付を確認して昏倒したのち、
凄まじい勢いで現代に順応していく。

彼の思想はそのままに。

まずは新聞で得られる限りの現在の世界と国内の状況・情報を収集し、
テレビの進化に感心すると同時に
「コレは使える」と判断
たまたまヒトラーに目をつけ、テレビ局復帰を狙う才能の無いリストラテレビマンを利用し、
あちこちで世論に耳を傾け、持論を展開。
期せずしてテレビ進出を果たす。
リストラテレビマンはヒトラーを利用したつもりだが、結果的には立場が逆だなw

後々にはネットも駆使してフェイスブックまで始める笑

沈黙すら計算されたヒトラーの演説(世間にはモノマネと思われている)は、良くも悪くもいちいち人心の核心をつき、
人々は彼の主張に「本音かモノマネか判らないままに」心惑わされていく・・・

ヒトラーすげえよ!

撮影もお芝居だけじゃなくアドリブロケというかガチンコロケ?もかなり行われているらしく、モザイクや黒目線も多用され、まるでドキュメンタリーw


もちろんヒトラーに賛同する人ばかりじゃない。
ヒトラーは罵声を浴び、ネオナチにボコボコにされたりもする。

それでもなお、

人々の本音と建前の葛藤、

ヒトラーは民主主義で人々に選出された人物であったということ。

思想は兎も角、
ヒトラーが本当にこんな人物だったのなら、ある意味、人々に影響を与える魅力的な人物であったコトは間違いないであろうと思った。

考えさせられる。
なかなか見応えのある映画だった。

【追記】
ちなみに。
原作の小説とは結末が違うらしいです。
原作が気になってきたわ←

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