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2016年08月15日01:10

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賭けには勝ったが…。(カープ2016)

広島東洋カープ3-2横浜DeNAベイスターズ
20回戦(カープ10勝10敗)
横浜スタジアム

C |100000200|3
BY|010000100|2

勝利投手大瀬良1勝
セーブ投手中崎 2勝4敗22セーブ
敗戦投手今永6勝7敗

本塁打
(C)エルドレッド17号①

投手
(C) ヘーゲンズ①-大瀬良-今村-ジャクソン-中崎
(BY)今永③-須田
※数字はマウンドにいる時点での失点(自責点ではない)。

打点
(C) 新井①エルドレッド①石原①
(BY) 宮崎②
※数字は打点。

中3日で今季初先発のヘーゲンズは5回を1失点。
打線は今永の前に初回以降好機が作れない展開ながら7回にエルドレッドの1発で勝ち越し。
7回の勝ち越し点を守り抜いて2カード連続勝ち越し。
6回に登板の大瀬良が今季初勝利。
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「日本一長い」と銘打った柳沢慎吾による始球式(というか寸劇?)から始まった試合。
もはや年に1度の名物となったその面白さは無論、ファン感謝デーでもないのに台本に合わせて動いたベイスターズの選手のノリの良さも見事でした。
更に、偶然その始球式でのスコアと試合も同じ結果に終わったというのも驚愕です。

さて、試合の方ですが一言で言えば「賭けに勝った」という表現がまず相応しいかと思います。
まず一つ目の賭けが、今にしてみれば謎としか言いようがないビハンドでのリリーフ登板から中3日で先発という難しいミッションにブレイディン・ヘーゲンズを投入した事。
結果的には危ない場面も幾つかありました69球で5回1失点は期待以上の出来と考えて良いでしょう。
もう一つの賭けは4試合連続適時打なしという貧打に耐えかねてエクトル・ルナに代えてブラッド・エルドレッドを一軍に昇格させた事。
これまた、非常にリスクがあるという事は前回の日記で書きました。
しかし、そのブラッドが目の覚めるような一発で苦しい試合をこちらに引き寄せて大きく勝利に貢献してくれました。
ブラッドの昇格自体は良いとも悪いとも言えない難しい判断だけに、正直結果がすぐに出るとはまったく思っていませんでした。
ですので、いきなりこういう結果が出るのは大きな驚きです。

とはいえ、それにより打線に繋がりが戻ったとは到底言えません。
7安打で3得点は散発と言って良いでしょうし、久しぶりの適時打にしても相手の立ち上がりで上手く打てた新井貴浩と、石原慶幸のマグレとしか言いようのセコイ当たりによるもののみ。
更に言えば、ルナの代わりに入った小窪哲也は案の定機能してくれませんでした。

思えば、これだけの貧打にも関わらず結果的に今週は勝ち越せたのは今日のヘーゲンズに代表されるような崩壊した筈の先発ローテーションの活躍とリリーフ陣の粘りかと思えます。
しかし、今日終盤の中崎翔太のおっかなびっくりの投球を見る通り疲れが溜まりつつあるのは明らかです。

やはり、早めに打線の繋がりが戻り週初めのような纏まった得点が序盤から中盤に出来ないと勝ち越しを続けるのは困難でしょう。
ブラッドの本塁打(でもそれ以外は全部三振)がそれを呼び戻す事になるかどうか…。

最後に、予期せぬ形で今季初勝利を挙げた大瀬良大地。
満員の3塁側スタンドの大声援を受け、登板となりましたが前回よりは球速もありまずまずの投球だったかと思えます。
というか、まったく期待してなかったので意外でしたね…。
まさか、このまま彼をリリーフで起用し続けるとは思えませんが早いうちに本格的な復活を期待したいものです。