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2016年08月14日00:10

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シン・ゴジラ(ネタバレ有)

 毎日、暑いですね。雨も降りませんね。おかげで雑草の生育は鈍化していますが、除草も大変です。猫

 さて、今日、子供と一緒にこの映画を見てきました。この映画、前評判どおり、主人公はゴジラではありません。日本の危機管理システムです。ゴジラ自体は、非現実的な存在ですが、これに対応する日本政府や、その宗主国である米国は、リアルそのものでした。

 何も決められない政府上層部。それでも中堅や現場の担当者は、必死になって頑張る。そう言えブラックジョークでば「アメリカの将軍・ドイツの将校・日本の下士官がいれば世界最強の軍隊ができる。」と言うのがあるそうです。日本の現場の優秀性は、神戸や東北の地震でも評価さえれていましたね。

 一方で宗主国である米国は、ゴジラのサンプルの多くを勝手に本国に持ち出したり、日本での研究に制限を加えようとしたり、最後には東京でのゴジラ撃破のために熱核兵器の使用の圧力をかけるなど内政干渉まがいのことを平気で行います。今と同じですね。

 また、この映画、主役級は中堅どころの俳優ですが、端役には、結構、有名な方が多く出ています。前田敦子さんなどパンフを見なければどこに出ていたか判りません。斎藤工さんに至っては、ただの自衛隊の戦車隊の中隊長役です。ヘルメットで顔がよく判らない。映画の最後の字幕にスタッフ役として「泉谷しげる」の名前がありましたが、同姓同名でしょうか?ちなみにゴジラの中にいるのは、野村萬斎さんです。

 自衛隊の描写も昔に比べれば、現実そのものですね。昔の怪獣映画は明からにプラモデルっって子供でも判りましたから。多分、この映画を見れば自衛隊への志願者は増えるんじゃないかな。

 他にも私の感じたことを箇条書きにしました。

・米国特使の発言「私の国は大統領が決める。で、あなたの国は誰が決めるの?」 うん。リアルだな。
・閣議中の大臣の発言「まだ所管大臣が決まっていないのに、対応策は取れません。」この大臣の気持ちは判るけど、うん。リアルだな。
・首相の発言「自衛隊の兵器を国民には向けさせない。」気持ちは判るけど、多分、米国大統領が同じ立場にいたら、容赦なく攻撃を命じていただろうな。
・配役に関して東京都知事は、猪瀬さんを防衛大臣は、小池さんを絶対に意識しての構成だと思う。
・自衛隊出動命令を出し渋る政府に対し、東京都知事が直接、自衛隊に災害出動を要請するところなど、神戸の時と全く同じじゃないか。

 最後になりましたが、怪獣映画においては、怪獣は、何故か、東京に多く集まり、観光名所等を破壊するのは、通例です。しかし、今回も含めて、1か所だけ襲わない有名な場所があります。皇居ですね。やはり映画も政治的配慮をしているのでしょうか。

 さて、写真は、数年前に行った伊勢神宮の写真です。
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