問題家庭■が【ふつう】だと言ってもいいほど 今の日本には 深刻な問題のない家庭は少ないように思える。
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■「ふつうの家庭」ってどんな家庭？ 「ふつう」について考える
(ママスタジアム - 08月13日 18:31)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=176&from=diary&id=4141970
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動物記★なまけぐまのドン
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akiu 雲 子供たち62．
なまけぐま（08.05.31土）
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■ 噛まれても 手なずけてゆく 根気よく♪
雲：08年05月31日 20時28分59秒
■ みな同じ さびしんぼうの こどもたち♪
雲：08年05月31日 20時05分50秒
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子供たち62．
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… なまけぐま …
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そう言えば…
アナグマを 見ていて 思い出したのだが…
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子育て経験…で
【 なまけぐまのドン 】のことは
まだ 書いてなかったようだ♪
…よね？
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阿寒湖に居た時（ 1973 ）
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たぶん 【 子ギツネのキキ 】より
あとだったと思うが
★１．写真あり(文字化け)→子ギツネ：
http://www.geocities.jp/akiukumo/Ad0-0001.html
012 子ギツネ 安心
動物記★子ギツネ 安心
https://m.facebook.com/groups/373479182847388?view=permalink&id=526412730887365&fs=2&ref=bookmarks
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アイヌ部落の俺の居た店( ユーカラ堂 )に…
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子ギツネのあと…
今度は【 なまけぐま 】の子供を
売りに来たのだ…｡
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いま思うと どこで どんなルートで
インドのクマを
わざわざ阿寒湖まで 売りに来ていたのか わからないのだが
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しかも 現在では個体数も少なくなった【 希少種 】なのに…？？？
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・・・
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まあ とにかく
オヤジさんは また それを飼う事にしたのだ。
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そこで また
俺は その【 なまけぐま 】の
担当係りになって…
手なずける事やら 散歩やらと
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世話をするようになった。
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最初は 写真のように
抱っこできるぐらいの大きさで
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いかにも子供らしくて
とても 可愛いかった。
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ただ ふつうの子熊や
クマのぬいぐるみとはちがって
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やたら毛が長くて
口元がとんがっていて
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どっちかというと
間抜けそうな感じだったのだが
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そこが また独特の
ひょうきんな感じがして
個性的で 面白い奴だった。
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毛は 剛毛でクセ毛…俺の頭に似ていて 親近感が持てた（笑）
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だいたい
【 なまけぐま 】という名前が
なんとも いいではないか♪
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【 キツネのキキ 】といい
この
【 ナマケグマのドン 】といい
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なかなか触れ合うことの できそうも無い連中と 出会えたのは
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ホントに しあわせだった…と 思う。
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やっぱり はじめは
できるだけ 抱っこしてやるようにした。
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もちろん まだ慣れてるわけではないので 最初の頃は とにかく脅かさないで 安心させることだけ考えて
そうっと 抱いててやる。
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それでも
何かに怯えたり
不安になったりするように
急に あばれたりしたが
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そういう時も
とにかく あわてず 騒がず
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ぐっと 落ち着いて構えている事が 大切なようだと思えた。
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ドンは 生後何ヶ月か 月齢は わからなかったが…
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まだ 噛まれても なんとか 大丈夫な時期だったので ヨカッタ♪
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抱いていても 驚くと
急に 抱いている腕に噛み付いたりするのだ。
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最初の頃
慣れるまでは 結構 噛まれた。
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大怪我するほどではなかったけど…
血が出たり あざになったり
結構 痛かったりは したっちゃね。
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いつも 阿寒湖畔の静かなところまで
散歩に連れて行ってた。
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………
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ナマケグマは もともとシロアリが好物で… 蟻塚を壊して 慌てふためいているアリたちを舐めとって食べる習性なので…
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いつも 鼻を地面に這わせて
アリの巣を 探しながら歩いている。
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アリの巣を 見つけると…
【 本能に 還る 】…ようだ♪
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もう 夢中になって
前足で ガリガリやって
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とがった口で…フゥーーっと
思いっきり アリの巣の穴に
息を吹き込んでやるのだ。
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すると アリの巣の中は 大混乱。
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なんだ なんだと
大騒ぎで飛び出してきた連中を
ぺろぺろと 器用に
舌で舐めとって ご馳走になるという寸法なのだ。
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クマのクセに…
やることが 小賢しく
ある意味マメではあるが…
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かなり滑稽な 食習慣ではある。
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見てると 飽きないし
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…笑える…（笑）♪
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そうなると もう
周りは 見えていない。
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あまりに夢中になっているから
ちょっと いたずらしてやろうと思って 俺は
持っていた鎖を離して
そぅ〜っと気付かれないように
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１０メートルぐらい離れた
太めの木の陰に 隠れてみた。
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少しして 奴は
俺が居ない事に 気が付く。
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すると すっと立ち上がって
おどおどして
周りを きょろきょろと 見渡して
俺の姿を 探している。
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明らかに不安そうで
泣き出しそうな
子供みたいな顔になってる…。
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そこで…
木の陰から ちょこっと顔を出して
「 ドン♪ 」と 呼んでやる。
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コッチを見つけると
奴は 大慌てで
全速力で 駆けて来て
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思いっきり抱きついてくるのだ…
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そういう時は なんとも言えず
うれしいもんだっちゃね♪
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・・・
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でも
だんだんと 大きくなって行って
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大型犬以上の体重になってきた頃には…まるで相撲取りの
【 ぶつかり稽古 】みたいになってきて…
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倒れないように踏みとどまるのが
大変な感じになっていった…(笑)｡
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………
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また 奴は
木登りも上手くて
うっかり登られてしまうと
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何しろ 頑丈な爪で掴まっているから
下から鎖を引っ張れば
頑固に 抵抗しやがるし…
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………
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降りて来なくなって
大変だった事もあった。
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いくら 呼んでも 降りてこないし…
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もう 御本人が 降りてくる気になるのを ただ ただ
ひたすら 待つしかなかったような事になった｡（笑）♪
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何はともあれ あいつはケッコー 面白い奴だった。♪
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子ギツネのキキの話に書いたように
このドン君にも この年の大晦日に
テレビ画面の中で 再開する事ができて… なつかしい思いを
したものだった。
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10代の終わりの １年ほどを過ごした
北海道…
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とりわけ阿寒湖での10ヵ月間の
様々な体験は
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俺の人生の方向を
大きく決定付けてくれたような感じが している。
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