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2016年08月09日18:56

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ちゃんとした会見ほど自国語で語るもの

サンフランシスコ講和条約での吉田首相の演説; 「……日本全権はこの公平寛大なる平和条約を欣然(きんぜん)受諾致します。……」というエピソードをご存知だろうか?

当初は側近が英文で書かれた英文の受諾演説原稿があったという。それを首相は一喝! 堂々と日本語で延々と演説したのである。

当時の演説はかなり不評だったらしい。この演説で使われた『巻物』のような原稿を揶揄して『トイレットペーパー』と言ったことが、その不評さを物語る。しかし吉田はひるまなかった。最後まで自らしたためた受諾演説を読み上げたのである。

政治家は対外的に『特別なメッセージ』を送るとき以外は、常に自国語で会見を行なうものである。完璧主義のイチロー選手だからこその「通訳付き会見」じゃなかったのか?

確かドイツのメルケル首相もいつもドイツ語で会見するし、当たり前のことだが日本の歴代首相も会見は日本語だ。

イチロー選手は他国語にも堪能ではあるが、大事な会見で曲解されることは、本意では無いはず。通訳を伴って日本語で会見をすることは、至極当然のことである。

いかにも完璧主義のイチローらしい。

いや、日本を誇りに思うからこそ、母国語での会見をあえてしたに違いない。対外的に外国語での情報発信が叫ばれる中ではあるが、訳され方には注意を払わなければならない。曲解翻訳の怖さもイチロー選手はよーく知っているはずだろう。きっと!



■これも3000本余波? イチローの英語力を巡って米国SNSが炎上!
(THE PAGE - 08月09日 08:41)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=4134751
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