難かしいがなんとかしないと

どのようなことできるか考えないといけない＝天皇陛下お言葉で首相
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　陛下のお気持ちが伝わるお言葉だった。

　仰るとおり、ご高齢になられ、数々のご公務が続く事は、どう考えても厳しい。

　さらに、崩御された場合の殯などと同時進行で、新しい天皇の即位に関しての行事が行われるのは大変だと言うのは間違い無い。昭和天皇崩御の際の事をご自分で体験されただけに、同じ苦労を皇太子、さらにそれに続く皇族にさせたくは無いと言う思いもあられるのだろう。

　いろいろ問題が起きる欧州やアラブなどの王室と違い、非常に国民の事を思い、常に国民により粗衣続けるわが国の皇室の、その天皇としての職務を果たされているお姿を見ているだけに、国民は理解している。出来るならば、早くご退位していただき、皇太子に継承されることを望んでいる。

　が、実際には簡単な話じゃない。ご退位後の陛下のお立場はどうなるのか？元号は変わるのか？また皇太子をどうするのか？皇太弟を設けるのか？

　他にも問題が山積している。何よりもっとも大事なのは、どう言うタイミングで、どう言う理由で生前退位を認めるか？だ。それをきちんとした基準で決めていないと、政治的な思惑によって利用されかねない。新皇即位にとも無い行われるだろう恩赦の関係もあるし。

　今上陛下のご退位は理解されるし、そうあるべきだとしても、これは今後の例となる訳だから、きちんとした基準を決めるべきだろう。

　とは言え、そう長く時間を掛けて良い話じゃない。政府は急ぎ法案を取りまとめ、国会は真摯に審議を行い、良い方向性を見つけるべきだろう。

　どうしても時間がかかりそうならば、今上陛下一代限りの特別立法で今回はしのぎ、今後の事をまじめに継続して審議すべきかもしれない。今上陛下が終わったらなし崩しでは、陛下の思いが無になってしまうから、必ずまじめに審議を続けるべきだぞ。