譲位について

天皇陛下の「お言葉」全文
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4133613

　こんばんは。

　最近、大きなニュースが続きますね。中でも今回の「お言葉」は、日本人にとっては、トップクラスのニュースだと思います。

　陛下の御気持は、痛いほどよく判りますし、その責任感や国民を考えて下さることについては、頭のさ下がる思いです。普通の方なら、ゆっくり余生を過ごされてもおかしくない年齢にもかかわらず、国民のことを考え、東奔西走されており、お身体へのご負担は、想像以上かと思います。

　そう考えると陛下のご意向に沿って皇室典範等の改正がいいように思えます。陛下には、国政に関する権能はありませんが、それなりに重視はすべきでしょうから。

　しかし、だからこそ、陛下御自身は、否定的ですが、摂政の設置や公務の軽減化の方向の方がいいのではないでしょうか？実際に昭和天皇は、大正天皇の病状が思わしくない中、摂政としての役割を充分に果たされていましたし、私が、最も危惧するのは、譲位が政治に利用されないか、とのことなのです。

　先にも申しましたが、陛下には、国政に関する権能はありませんが、それなりに重視はされるべきでしょう。時の陛下の意向が、その時点の政府やその他政治勢力の意に添わなかった場合、理由をつけて譲位を強要される可能性もありますし、皇族内での争いの種にもなりかねません。そのような例が出てくると国民の皇室に対する信頼が揺らぐかもしれません。

　日本にとって皇室は、何よりも大切なものであり、現存する世界最古の君主制度です。本来なら世界文化遺産とされてもおかしくありません。それが、その根底となる国民の信頼が揺らぐことはあってはならないことだと思います。

　写真は。五郎丸ポーズの仏像で有名になった岐阜県関市の善光寺です。中央の建物の中に、その仏像はあるのですが、撮影禁止だったので外観だけです。左は、その裏山にあった西国８８か所の仏像の一つと右は役小角です。禅宗関係は、山岳信仰と関係があるのか、何故か役小角が多いですね。