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2016年08月08日14:01

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努力は絶対に嘘をつかない。

かつてイチロー選手本人が語っていたが、自分は周囲が思っているよりもずっとプレッシャーに弱い人間だと。

それでも周囲の期待に応える為、何よりも自分の夢の為に小学生の頃から一日も休まずに努力を続けてきた。

それも並大抵の努力ではない。

試合を休んだのもメジャーで胃の病気で欠場したわずかな時だけ。

それ以外は試合に出れなくても常に準備を怠らず、体調や体力維持など自己管理を徹底し、球場には誰よりも早く来て入念なストレッチを行い、試合後も最後まで残って練習したり、道具を磨いたりして翌日の試合に備える。

小学校の文集で『将来プロ野球選手になり、メジャーリーグで一流の選手になる』と決意表明をして以来、努力を続けて目標を次々と達成し、いつしか彼は天才と呼ばれるようになった。

だが、彼は慢心もしなければ、それで満足はしなかった。

その後もひたすら努力を続けた。

時には批判や中傷や称賛など浴びつつも、己の姿勢を黙々と示し、試合で結果を出し続け、夢の舞台であるメジャーリーグに挑み、27歳という遅いスタートながら、16年で100年を越えるメジャーリーグの歴史の中で、史上30人目となる3000本安打を達成するという快挙を達成した事実は何よりもうれしい出来事。

もはやメジャーリーグの殿堂入りは確実と言われている。

通常は殿堂入りの条件を果たした選手がメジャー引退から5年経過後に行われる記者や関係者の投票によってその年の殿堂入りの有無を決められる。

だが、イチロー選手はその中でも特別扱いである一年目での殿堂入りという「ファーストバロット」という栄誉を与えられることも確実視されている。

それほどの偉業を、体格もパワーもレベルもずっと下に見られて長年の差別とも戦ってきた日本人のイチロー選手が成し遂げたのだ。

イチロー選手は大記録を達成して自分もうれしいが、ファンや仲間たちが喜んでくれるのが何よりもうれしいと涙ぐみながら語っていたほど、実はとても照れ屋であり、感動屋さんなのだ。

恥ずかしいから泣いても表情を見せず、サングラス越しに涙を流し、ベンチや守備をしながらそっと涙をぬぐうその姿に心打たれた。

何よりもイチロー選手自身がそれまでとてつもなく苦しんでもがいていたからだろう。

ほっとしたのと夢を叶えたことと、これまでの苦労した自分を労い、皆が祝ってくれたことの喜びの涙だったに違いない。

だからこそ、遠く離れた日本のテレビで試合を観戦したタコアシもうれしくて涙を流した。

近年は出場機会を大幅に制限されているイチロー選手。

それは、穿った見方をするならば、それ以上イチロー選手に活躍されて、メジャーリーグの最多安打を記録しているピートローズの記録を抜き、名実ともに日本人の記録が一番上に来ることを阻止したい一部の関係者からの圧力があるからではないかとも思えてしまう。

本人は今でも一番打者でレギュラーとして起用されたら、年間200本安打を打つ自信があると言い切っている。

そんなイチロー選手の発言を疑問視したり、中傷する人もいる。

だが、彼は己を信じている。

なぜなら彼は自分が信じられるほどの弛まない努力をし続け、プロの世界で数多くの実績を残し、今なお体調を維持し続けているからだ。

『努力は絶対に嘘をつかない』

そして彼はプロ野球選手を目指している子供たちの前で胸を張ってこう述べた。

「僕は決して体格も才能も恵まれてはいない。それでも努力でここまでになった。だから君たちも最後まで諦めないで努力を続けて欲しい。夢はきっと叶うから」と。

そうやって子供たちを励ましながら、自らが彼らのお手本として己を厳しく律して遠い異国の地で現役生活を続けていく覚悟を持って日々努力しているのだ。

いいじゃないか。

イチロー選手が納得出来るまで、50歳を超えてもフィールドに立って真剣勝負に挑み、野球を心から楽しんでいる彼の勇姿を観るのも。

だが、その頃にはタコアシも40半ばだが、今以上に多くの子供たちがプロ野球選手になって憧れのイチロー選手と共に戦う場面が増えるのだと思うと何だかそれも微笑ましい夢だと思う。

だからこそきっといつか叶えて欲しい。

そしてタコアシも、無理だと決めつけずに挑む尊い彼の意志を見守り続けたい。

頑張れ、鈴木一朗!! おめでとう!!イチロー選手!!


■イチローがメジャー通算3000安打達成!フェンス直撃の三塁打で決める
(ベースボールキング - 08月08日 07:41)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=212&from=diary&id=4132880
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