今日の当直前映画は、予告どおり「ファインディング・ドリー」。
ふとしたキッカケで両親の存在を思い出した忘れんぼうドリーが、カリフォルニアの海へと旅に出る。心配で同行したマーリンとニモもドリーの破天荒な冒険に巻き込まれることに…という話。
ニモ未見というハンデはあったものの、さすがピクサー、一見さんも理解できる親切設計でした。
しかし…
なんつーか、相模原事件の後ということもあり、「身障者との関わり方」について考えてしまう作品でもありました。ドリーの病的なまでの記憶障害を見ていると、ハラハラしっぱなしなんですよね。そこには憐憫と苛つきの感情も混じってしまい、素直に楽しめないんですよね。実際の社会は、マーリンやハンクほど優しくも甘くもありません。そう考えると、おじさんは何だか切なくなってしまうんだよね…
本編前の短編、ヒナドリの話はなかなか含蓄があって素直に楽しめました。ラセター体制のピクサーって、やっぱ無敵。
ログインしてコメントを確認・投稿する