mixiユーザー(id:10881945)

2016年07月31日14:40

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よく分からないのは

「カンファに参加しないこともある」
これの意味するところだ。
単に皆勤でないという意味ならば誰だってそうだろう。
カンファを通さずにこの医師が自身の行う予定手術を組んでいたという意味ならば、
なぜそんなシステムにしているのか分からない。

胆嚢炎とか消化管穿孔、虫垂炎などの緊急手術の場合は医師単独の判断で決めることも少なくなかろうが、
それは時間的猶予なき病状だからだ。
さっさとやらないと死ぬ人を定期のカンファまで切らずに置いておく臨床的利点は何一つない。
その場でなしうる安全性評価、治療効果予測を行ったら、直ちに手術準備に入る。


ところが肝切はじめ癌などの手術は原則として予定手術だ。
高度に複雑な部分を触る手術だけに、耐術能の評価、切除範囲の決定、廓清範囲の決定、脈管処理、再建術式、開腹か腹腔鏡かの決定、アプローチの仕方(脱転など)と、
手術の安全性を最優先に確保しつつ根治性と侵襲の最小化を実現するため、
慎重に慎重を期して治療計画を立てる。

そのために、外科医4-5人の民間病院すらカンファで検討せずして予定手術なしという体制をとっているところばかりだろう。
少なくとも私のよく知る病院はみなそうだ。

それが、県内の病院に人材を派遣するだけの重厚な人的資源を有し、
医療機関としてもその県の医療の最後の砦ともいうべき任を担う大学病院とあっては、
なおのこと慎重にしているところばかりだと思うのだが。

これ、どういう体制だったのだ?

詳報を知りたい。



群大手術死 ほぼ独断で実施
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4119997
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