不平等論っつーか、そもそも守られる側からしても日米同盟は不平等だと思いますよ

■米国民もウワサする日米同盟「不平等論」。もう平和憲法は幻想か？
(まぐまぐニュース！ - 07月29日 04:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=240&from=diary&id=4116692

『日本が攻撃されたら、米国は日本を守らねばならないが、米国が攻撃されても日本は米国を守る義務が無いのは不平等』

これが真理です。
そんなのが許されるのは属国くらいのものでしょう。
それで「独立した国家でござい」なんて胸張って言えるんでしょうか。

個人間でも、「私が悪い人に襲われたら助けてね。あなたが襲われても、うちの家庭は平和主義だからあなたを助けられないけど」なんて言う人がいて、そんな人と友達になれるでしょうか。
無理でしょう。

戦後すぐの頃は、それでもまかり通ってた。
何故なら、戦後すぐの日本は焼け野原で、防衛どころじゃなかったから。
米国は米国で、アジアに対して権益を確保しておきたい、共産圏に目を光らせるために押さえておきたいと言う考えもあったから、お互いの利益が一致した。

しかし、中国が力をつけて来て諸外国と揉めても野心を隠さないようになり。
ISやアル・カイーダなどのテロリストが跳梁跋扈するようになり、米国の威光にも衰えが見えて来て、日本の防衛だけに力を割けなくなってきて。
「もう十分に復興しただろ、いい加減、ある程度は自分の身は自分で守れよ。こっちもやる事があるんだよ」と言われても、おかしくないんじゃないでしょうか。

そりゃあ、日本人としては「日本が一切反抗できないようにガチガチの硬性憲法で武力放棄させたくせに、今更ムシの良い事言うなよ！」って思うのも、分からないでもない。
でも、憲法96条に改正について書いてありますよね。
当時から、憲法改正は想定してあったわけですよ。

それこそ、米国側の立場からすれば「じゃあ憲法改正しろよ」と思うでしょうね。
大統領候補のドナルド・トランプに至っては
「日本が核武装しても米国は止めない」
とまで言っている。
まあ現行憲法でも必要最低限の範囲内なら核は持てるなんて言う解釈もあるけど。

安倍政権は、日米同盟の片務性を、集団的自衛権や改憲を通じて双務性にしようとしてます。
これを「米国の言いなり」と批判する人もいますが。
そもそも今までが異常だったんです。
「ウチが攻撃されたら助けてね！でも、アンタの所が攻撃されても助けないよ！」なんて関係が、正常な関係だと思うのでしょうか。

日本人は変化を嫌う人が多いけど、国際情勢と言うのは刻一刻と変化していきます。
安全保障とは国民の生命と財産を守るものである以上、国際情勢の変化には臨機応変に対応していかねばならないのです。